ここまで駆け足でレビューしてきたが、LL850のおおよその性能は伝わったかと思う。日常的な作業には全く不足を感じないCPUパワーに容量と速度のバランスをとったストレージ、そして高画質プレイには力不足だが設定次第では最新ゲームもカバーできそうなグラフィックス、この3点がパフォーマンス的な長所。そのうえに発色の美しいタッチ対応フルHD液晶を毎日眺められるという点がLL850を選ぶ理由になるだろう。

ちなみに、Web直販のNECダイレクトで扱う「LaVie G タイプL」では、WXGA(1,366×768ドット)タッチパネル対応液晶を0円でフルHDにアップグレードできるキャンペーンを実施している。6月15日15時までの期間限定なので、検討中の人はチェックしてみよう。

店頭予想で約200,000円という価格はやや高いが、パワーのある第4世代Core i搭載ノートを今すぐ使いたい人にはよい選択肢ではなかろうか。Ultrabookの軽快さに慣れてしまった人にはオススメできないサイズと重量だが、Core 2や第1~第2世代Core i搭載のPCを使っているなら、LL850/MSを導入することでかなり環境を改善できるはずだ。

製品名 LaVie L LL850/MS
CPU Intel Core i7-4700MQ (2.4GHz)
チップセット Mobile Intel HM87 Express
メモリ PC3L-12800 8GB (8GB×1)
グラフィックス Intel HD Graphics 4600 (CPU内蔵)
ディスプレイ 15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチパネル、IPS)
ストレージ 32GB SSD、1TB SATA HDD
光学ドライブ BDXL対応ブルーレイディスクドライブ
ネットワーク Draft IEEE802.11ac、IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0、GigabitEthernet
インタフェース USB 3.0×5、HDMI×1、ステレオミニジャック、92万画素Webカメラ、SDカードスロットなど
サイズ/重量 W382×D270×H33.1mm/約3.0kg
バッテリ駆動時間 約4.5時間
OS Windows 8 64bit
店頭実勢価格 200,000円前後