NECカシオモバイルコミュニケーションズは3日、NTTドコモ向け夏モデル新製品「MEDIAS X N-06E」の商品説明会を行った。会場では同製品のこだわりを解説するプレゼンテーションが行われたほか、実機に触れる機会もあった。本稿で紹介しよう。

MEDIAS X N-06EはAndroid OS 4.2を搭載したスマートフォン。エレガントなスリムボディに美しいイルミネーションを装備し、快適な使いやすさを実現している

ツートップではないが...

プレゼンに先立ち、同社モバイル事業本部の冨依(とみより)豊氏から挨拶があった。冨依氏によれば、NECカシオでは人に優しい製品作りを目指しているという。それを象徴する言葉が「もっと人へ」というもの。同社では全社員でこの言葉を共有し、商品開発を進めている。NECカシオがこうしたキーワードを軸に展開する理由には、依然として一部のスマートフォンユーザーから「大きい、重い、片手で使えない、使い方が分からない」といった不満の声が聞かれているからだという。

登壇した冨依氏(写真左)は「手に取っていただいた方に"こんなスマートフォンが欲しかった"と言っていただけるようなものをお届けしたい」と話した

最後に冨依氏は、NTTドコモが「ツートップ」という言葉で他社の夏モデル製品をアピールしていることを踏まえ、「残念ながら世の中で賑わっているツートップには選ばれなかったが、我々メーカーとしては多様化していくニーズの中で、満足していただける製品を引き続き世に出していきたい。(サッカーのポジションになぞらえて)サイドバックもなかなかやるな、と感じていただければ幸いです」と結んだ。

カラーバリエーションはPinkとWhiteの2色で展開する