NTTドコモからは10機種
ソフトバンク、KDDIと違い、iPhoneをラインナップにもたないdocomoは、昨年より機種数を絞りつつも、3キャリアの中では最多となる10機種のスマートフォンを発表した。それぞれの特徴は次の通りだ。
- GALAXY S4 SC-04E
バランスのとれたスペック。多彩なカメラ機能
- Xperia A SO-04E
充実のカメラ機能。ラウンドフォルムを採用し持ちやすく
- AQUOS PHONE ZETA SH-06E
IGZOディスプレイ。F1.9のレンズ
- ARROWS NX F-06E
5.2インチディスプレイ。3020mAhの大容量バッテリ。ヒューマンセントリックエンジン
- AQUOS PHONE si SH-07EおよびOptimus it L-05E
コンパクトなサイズ
- MEDIAS X N-06EおよびELUGA P P-03E
docomoシンプルUI。初心者向け
- らくらくスマートフォン2 F-08E
シンプルな操作。シニア層向け
- Disney Mobile on docomo F-07E
ディズニーオリジナルのお楽しみ機能満載
印象的なのは、「GALAXY S4 SC-04E」と「Xperia A SO-04E」を「ドコモのツートップ」と称して、金額面などで明確に優遇していることだ。
他にもソフトバンクやKDDIと比べると、ラインナップに幅があることも特徴的だ。「コンパクト」というコンセプトで2機種、「docomoシンプルUI」で2機種、ツートップ以外にもフラグシップになりうるハイスペックなモデルが2つ用意されており、コンセプトを決めた後も選べる余裕を残している。
注目は全機種に「NOTTV」を対応させたこと。ソフトバンクの項でも述べたが、スマートフォンのスペックはもはや一般的には必要十分な領域に入りつつあり、キャリアごとの違いが見えにくくなっている。スペック番長だったGALAXYですらも、S4ではそうでもないという印象だ(といっても処理能力は依然としてトップである)。となると、キャリアの差を決めるのは「サービス」である。
この流れはかなり前からわかっていたことであり、だからこそdocomoは「NOTTV」を強く推進していたわけだ。そして今夏、全機種を「NOTTV」に対応させたということは、「docomoは今後、NOTTVのコンテンツ力で勝負していく」という姿勢を改めて表明したといえる。