撮影モードは、フルオートに相当する「おまかせオート」のほか、プレミアムおまかせオート、シーンセレクション、スイングパノラマ、プログラムオート、絞り優先、シャッター優先、マニュアルの計8モードに対応。絞りやシャッター速度は、背面のコントロールホイールを回して調整する。

AFは、コンパクトデジカメで一般的なコントラスト検出方式を採用する。上位製品の「NEX-5R」「NEX-6」で搭載されたファストハイブリッドAFの採用が見送られたのは、個人的にはもの足りなく感じる。

そのほかの撮影機能としては、11種類の特殊効果が選べるピクチャーエフェクトや、発色傾向をカスタマイズできるクリエイティブスタイル、シーンに応じて白とびや黒つぶれを低減するDレンジオプティマイザー、連写と画像合成によって階調の再現域を広げるHDR機能などを搭載。連写は最高4コマ/秒に、動画はAVCHDのフルHD記録にそれぞれ対応する。ビギナー向けの機能として、「撮影アドバイス」や「カメラ内ガイド」もある。

従来機にあったボディ天面のアクセサリーターミナルは省略された

「MENU」ボタンを押してトップメニューを表示した状態。撮影モードの選択はここから行う

気になったのは、従来機でボディ天面にあったアクセサリーターミナルが省略されたこと。そのため、オプションの外部フラッシュや外部ビューファインダーを装着することはできない。初級者を中心としたターゲットユーザーを考慮して、拡張性よりも薄型軽量を優先した結果と考えられる。

一方で、上位モデルでは(今のところ)対応していない新しいオプションとしてリモートコマンダー「RM-VPR1」に対応する。本体側面のマルチ/マイクロUSB端子にケーブル接続して、通常の撮影やズーム操作、バルブ撮影でのシャッターロックなどが行えるアクセサリーだ。

「プレミアムおまかせオート」では11種類のシーン検出のほか、「オートHDR」や「手持ち夜景」もシーンに応じて自動的に作動する

背面の十字キーの右には最大6種類の機能を割り当てられ、キーを押すごとに切り替わる

セットアップメニューの「カスタムキー設定」では、キーの割り当て機能の変更ができる

そのほか、オートレービューやレンズ補正、MFアシスト、操作音などの設定もセットアップメニューで行う

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