日本の2社が協賛
続いてパートナーシップ担当ディレクターの佐藤真治氏が登壇。昨年開催されたEvernote Devcup 2012で発表された優秀アプリを紹介した。「Everclip」はWeb、PDF、画像から情報をクリップし、その内容のノートをEvernoteに作成するというもの。単純な機能ながら、これをモバイル上で実現するとなると、たくさんのボタンが必要になり難しいことなのだという。「Everclipはその困難さを克服している。我々からすると、そこに大きな価値があった」と佐藤氏は語った。
「Beesy for iOS」は、忙しい人のために作られたToDoリストの管理アプリ。ワークフロー全体を考えて作られたアプリであることが評価された。「Bubble Browser」は、実用的というよりもチャレンジングなアプリ。円の大きさで内容の多さが判別できる点など、1つひとつのノートの見せ方が工夫されている。
Evernote DevcupとEvernote アクセラレータプログラムには、ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)とHonda Silicon Valley Lab(HSVL)の2社がパートナーとして参加する。会場には2社を代表してDIVの秋元信行氏とHSVLの杉本直樹氏が登壇し挨拶した。秋元氏は協賛の狙いを「このプログラムを通じて、ドコモとしては開発者・起業家の皆さんとどのように協業していくべきかを学んでいきたい。また、ドコモにとっての第2のEvernoteを発掘したい」と説明した。また、杉本氏は「車とEvernoteのような技術が連携することで、ドライバーにはどのようなユーザーエクスペリエンスをもたらすことができるだろうか。移動することがもっともっと楽しくなる、そんなアプリをEvernoteの皆さんと考えていきたい」と述べた。