競技の緊張感から解放され、素顔そのままの高校生を見た交流会
二日間の競技を終えた全国47都道府県の代表たち。表彰式後には共に戦いあったチームという垣根を越えて"科学が好きだ"という共通の話題で親睦を深めるフェアウェルパーティや、大会協賛企業による展示ブースなどで、実に高校生らしい素顔をみせていた。なかでも、シマンテックブースには「将来セキュリティメーカーでエンジニアとして働くにはどんな言語を勉強しておけばいいのですか?」といった本格的なものから「ウイルス対策ソフトって必要なんですか?」と素朴な疑問をぶつけたりと賑わっていた。
また、同社が昨年から実施しているという「サイバーセキュリティ チャレンジ 2013」のチラシを配布、情報セキュリティ分野の人材不足はもちろん、将来セキュリティ専門家へと育つかもしれない若年層への興味喚起を行っていた。「どういった競技なんですか?」や「優秀賞の1日体験社員ではどんな経験ができるの?」など、今回の第二回「科学の甲子園」出題内容と相まって注目度も高かった。
展示ブースへ足を運んだ高校生のなかには「シマンテックってどんな会社なんですか?」と素朴なものから、セキュリティ専門家へステップアップするための方法を尋ねるなど大いに盛り上がっていた。なかでも「サイバーセキュリティ チャレンジ 2013」への興味は高かった様子。同コンテストに対してはシマンテックWebサイトで詳細をチェックして欲しい |
2012年、IPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授のように、古くは黄熱病の研究に単身アフリカへ乗り込んだ野口英世のように、日本の科学を背負って立つ存在を発見・育成する場として非常に期待したい「科学の甲子園」。IT分野では先進諸外国に後塵を拝す昨今、シマンテックの「サイバーセキュリティ チャレンジ」同様に、"若手の興味を惹き育成する"というプログラムには社会全体でバックアップしてもらいたいものだ。そして、いつの日か、このような競技大会出身者が世の中をビックリさせてくれる"何か"を創造してくれることに期待して止まない。