講座に招かれた2名の大学生もTwitterやFacebookをよく利用しているという。津田氏とのやり取りで徐々に緊張がほぐれ、最後には「女子にモテるデジタル活用術はないのか? 」と質問するほどに

さて、ここからは"津田大介流"社会人的なパソコンの使いこなし術へと話は移る。最初のテーマは「人生を変えるSNS活用術」と題してTwitterを題材に、"tsudaる"という言葉をも生み出した第一人者としてのノウハウが披露された。

「Facebookは心の置けない友人との"ホームパーティー"のようなもので、Twitterはオープンな会話にさらに人が横から話しかけるなど"立食パーティー"のようなイメージ」と津田氏。立食パーティーで知り合い、意気投合した人とFacebookで繋がる。そんな使い方がいいのでは? とのことだった。

また、講義中実際にTwitterを使いデモンストレーションするなか、津田氏の後輩でもある学生から「インタビューさせてもらえないか?」とのメッセージが。津田氏はつね日頃「学生のうちにとにかく会いたい人に会っておくように」と学生に語っているのだそう。もし、その申し出を断ると「学生の頼みを断るのか!」とオトナは罪悪感に苛まれるという。だからこそ、学生という身分を利用することも重要なのだとか。だから、というワケではないが、津田氏は先ほどのインタビューの申し出を快く引き受ける旨をやはりTwitterを利用して返信していた。

ただ、人によっては「連絡手段はメールがいい」「数百にも及ぶメールをいちいち開封し返信するのは無理」「140文字という単文でサクサクリアルタイムに事を運べるTwitterがいい」など、連絡手段にも好みがあるのだという。作家・ジャーナリストとして活躍する佐々木俊尚氏は「断然メール。電話は掛けてこないで欲しい」のだそう。しかし、津田氏は「急ぎの要件の場合はむしろ電話で!」なのだとか。電話、メール、Skype、Twitter……。多様化した通信手段・連絡手段がある今だからこそ、相手とのコミュニケーションを通じて“その人に合った手段”を模索することがカギと言えそうだ。

講座中に実際にインタビューを申し込んできた大学生にリプライを返す津田氏。この圧倒的なスピード感、ライブ感がTwitterのいいところ