日本マイクロソフトを中心に、業界の枠を超えた118社(2013年3月1日現在)の企業が参加するウィンドウズ・デジタル・ライフスタイル・コンソーシアム(以下、WDLC)は3月21日、ジャーナリストとしてはもちろん、メディア・アクティビストとして多方面で活躍している津田大介氏を講師に迎え、今年4月より新社会人になる学生へ向けた"就職直前!社会人的パソコン講座"を開催した。
イベント開催に先立ち、WDLC事務局の嶋内愛氏より言葉があった。業種の枠を超えてICT技術を活用してより豊かな生活をとの旗印の下、昨年来より学生向け、若者向けに"デジタルユースプロジェクト"に力を入れ、Windows 8アプリの開発など経済産業省とも連携、デジタル業界で世界に通用する人材の育成を行っているという。その一環として、今回の「就職直前!社会人的パソコン講座」が開催されたというわけだ。
PCやMobile、様々なWebサービスを利活用して先輩の"3年分先を行く"ノウハウを伝授
万雷の拍手で迎えられた津田大介氏。ジャーナリストとして、そしてメディア・アクティビストとしてご活躍されている津田氏に加え、講座では2名の現役就活生が壇上に。やや緊張した面持ちながらも、「日常的に使用しているSNSは? 」「そのSNSをどのように利用しているの? 」といった津田氏からの質問に「Facebookで仲間との情報交換を」「サークルの友人とはLINEを使っています」などと答えるにつれて表情もほぐれていった。
また、会場に詰め掛けたオーディエンスにも同様に「よく利用しているSNSは? 」との問い掛けをしたところ、世代なのかそのユーザー数の増加具合からみて妥当と言えるのか、「Twitter」「Facebook」「mixi」「LINE」の4つのなかでもっとも多かったのは「Facebook」だった。ちなみに、そしてニコニコ生放送視聴者にも問い掛けたところ、もっとも多かったのは圧倒的な数で「Twitter」だった。これに関しては「僕が直前にTwitterでイベント告知をしたからかもしれませんね」と津田氏。
日本国内でも有数のインフルエンサーとしての片鱗をのぞかせた。また、津田氏は「アメリカでは顕著なのですが、TwitterはSNSとしての利活用では無く、ニュースを収集するための情報ネットワークツールとして、Facebookは友人との交流で、と今後は活用シーンが変化していくのでは」との利活用シーンの変遷の予想を述べた。