作成したテーマをWordPress側にデータをアップロードしてみよう
それでは、作成したデータをアップロードしてみよう。アップロードする前にWordPressをインストールする必要があるのだが、デジタルステージが提供するWebLiFE* サーバーを利用すればこれが驚くほど簡単にインストールできる。まず、設定画面から「サイト設定」を選択することで WebLiFE* サーバーに直接ログインすることができる。管理画面にアクセスしたら「BiND for WordPress」ボタンがあるのでそれをクリックする。後は画面の指示に従うだけでいつのまにかインストールが完了しているのだ。
管理画面から「サイト設定」で「未設定」をクリックすると中央にWebLiF\* サーバーへの直接リンクが表示される。それをクリックするとログインのダイアログが表示される |
画面左上サイドバーの上部の「BiND for WordPress」ボタンをクリック。インストールが開始される |
インストールが完了するとWordPressの管理画面にアクセスできる。この画面が「BiND for WordPress」の管理画面、ダッシュボードとも言われる。通常のWordPressよりインターフェイスが見やすくなっている。
なお、WebLiFEサーバーの契約は有料だが、ソフトに付いている無料期間があるので試しに使ってみよう。あるいは、他のサーバーでもWordPressがインストールできるサーバーであれば使うことができる。また、追加情報だが、⼀般向けのサーバーでも利用できるWordPress用プラグインが、2月19日公開された。プラグインは、デジタルステージのマイページサービスでダウンロードできる。これで、自分のサーバーでもこの機能を十分に使うことができる。プラグインサイトにアクセスするためには、デジタルステージIDが必要なのであらかじめ作成しておこう。
インストールされたWordPressのトップページも見てみよう。図の通り、デフォルトのテンプレートは、非常にシンプル。これを作成したテンプレートに変更する。
次は、いよいよ作成したテーマをアップロードする。もう一度、WebLiFE* サーバーにログインし管理画面にアクセスする。自分がインストールしたWordPressを選択してボタンをクリックすると、BiNDの「サイト設定」のダイアログに設定項目が読み込まれる。後は、「OK」ボタンをクリックして、右下の「アップロード」ボタンをクリックする。これでアップロードが開始だ。
アップロードが完了すると、WordPress の管理画面へアクセスできる。画面中央にデータの更新を表すアラート表示と「適用」ボタンが表示されているので「適用」ボタンをクリックする。これでテンプレートのアップロードは完了する。
最後に管理画面左サイドバーの「テーマ」の選択をクリックする。現在、アップロードされているテンプレートがそこに表示されている。先ほどアップロードしたテンプレートが表示されているのがわかる。「有効化」のリンクをクリックしてテーマを適用する。
アップロードしたテンプレートは下図のように表示される。これで作業は完了だ。後は、コンテンツをどんどん書き込んでいける。
作業を完了してわかったことは、BiND6は、WordPressのテンプレート作成をすばやく行えるだけでなく効率的にできるということだ。時間短縮だけでなく、ストレスなくスムーズに作業ができるという点が大きい。スマートモードの導入でワークフローというか操作性の流れが変わったことに大きな要因があると思う。
WordPressは、世界各地に存在するユーザー達により、数多くのプラグインやテーマなどが広く公開されている。ほかのCMSと比べると比較的カスタマイズは容易であるとさえ言われている。しかし、HTMLやCSS、PHPを知らなくて良いという程まで簡単に扱えるものではない。今回のBiNDとWordPressの連携では、テーマの自作が実現できるほか、テーマをもう一度変えたいと思えば、いったん作り終えたあとにもう一度BiND側に戻って、作り直しやリニューアルが何度でもできるところもポイントだ。テーマ部分とコンテンツ部分が切り分けられた仕組みであるため、これが実現できている。既存のWordPressユーザー、またWordPressを初めて知ったユーザーにおいてもWebを作成する人々にはお勧めしたいメリットになる。