レイアウトを簡単に変更できる!
通常ならば、このレイアウトの変更すらも場合によってはCSSの変更に四苦八苦。何時間もかかるような苦痛も筆者は経験している。BiND6 の機能の一つにページ全体のレイアウトを簡単に切り替えられる機能がある。レイアウトは8種類。アンダーバーの「レイアウト」ボタンをクリックすることで簡単に変更できる。
レイアウトを変更するには、アンダーバーの「レイアウト」ボタンをクリック。デフォルトでは、「A-3I型ビルボード+サイド+メイン」が選択されている。これだけでWebページのベースになるレイアウトを切り替えられる。従来の苦労が嘘のように簡単に全体を変えられる |
ページの編集はスマートモードで素早く簡単に!
BiND 6では、新たに「スマートモード」が導入されている。スマートモードは、"ブログに書き込むような感覚"で入力フォームにテキストや写真を入れていけば思い通りのレイアウトを作り出せるのだ。今回の BiND 6の大きな特徴の一つだが、操作がより簡単になる方向へと大きく舵が切られた。同社のテンプレートのコンビネーションがなせる技とも言えるが、これはWordPress用のテンプレートにもそのまま当てはまる。
ページデザインが完成されたテンプレートの状態から、見たままの編集作業で、上下左右にレイアウトを変更できるのだ。先にも述べたように、この自由度はソースコードに苦労するHTML5やCSS3、そしてWordPressで大いに貢献すると言える。
残りのページも「セット」で一括編集!
トップページが完成した後は、それ以外のページも同じように編集していけばよいのだが、まったく同じ作業を五回もくり返さなければならないのはさすがに苦痛だ。そんなときBiNDでは、ページの設定を「セット」として保存して、他のページに適用することができる機能がある。これを使えば作業はかなり楽になる。
トップページの「プロパティの設定」ダイアログの右上の「セット」のプルダウンメニューをクリックして「保存」をクリックする |
「セット」に名前をつけて保存することができる |
アーカイブテンプレートのページで「プロパティの設定」ダイアログで作成した「セット」を選択する |
すると、アーカイブのページ設定が適用される |
ページが完成したら、後は右下の「アップロード」ボタンを押せばサーバーにデータがアップロードされる。これで作業は完全終了だ。BiND 6 は、従来よりテンプレート型Web作成ソフトとしてその作業の手軽さ、簡単さを売りにしてきた。そして、今回新たに「スマートモード」を導入することでその特性にさらに磨きがかかったのは間違いない。スピードでは筆者が今まで使っていた制作ソフトの約5分の1の時間で作業を完了できた。