モバイルバッテリをどう選ぶべきか

さて、先ほどiPadのアダプタを使ってiPhoneを充電しても問題ないといえた訳はなにか。それは、「Apple 10W USB電源アダプタ」の対応として「すべてのiPhoneモデル」「すべてのiPadモデル」となっているためにほかならない。

基本的にどんな電源アダプタやモバイルバッテリであっても、その製品に付属するもの、またはメーカーが保証していない限り"絶対"はない。

利用者の想定以上に熱が発生してしまうかもしれないし、その熱によって端末がシャットダウンするなどの弊害もありえる。極論をいえば、危ないのだ。それでも、利便性が勝るため、小生もそうだが、利用するのである。

なので、今回の結論。iPadなどのタブレットデバイスは高い給電能力を必要とするため、「高電力型USBポート」で充電しよう。その際、できる限りスリープモードにするか、電源を切っておこう。モバイルバッテリを利用(購入)する際は、所有端末にあった出力ができるものを使おう。その際、知っているメーカーの製品が望ましい。モバイルバッテリの価格はその容量だけが影響するのではなく、ブランド(ブランドに裏付けされた安全回路)も影響している。十分に考慮したい。

蛇足

「iPad mini」ユーザーの間では、充電アダプタの交換について話題になっている。そもそも、「iPad mini」に付属しているアダプタは、iPhoneなどと同様の「Apple USB電源アダプタ」(5Wタイプ)である。これを「Apple 10W USB電源アダプタ」に切り替えて充電すると、充電時間が相当短縮できるというのだ。

最新型のUSB電源アダプタ「Apple 12W USB電源アダプタ」を使えばさらに短縮されるだろう。対応製品としても掲載されるため、安心して利用できる。で、ちょっと似たようなパターンを試してみた。iPhone 5を「Apple 10W USB電源アダプタ」を使って充電してみたのだ。

結果としては、劇的な変化は見られず。(´・ω・`)

おそらくだが、そこまで話題になるくらい変化があるならば、そもそも「iPad mini」は「Apple 10W(12W) USB電源アダプタ」用に設計(というか、iPadと同様)されていたのではないだろうか。小型パッケージの関係で「Apple USB電源アダプタ」を同梱……と考えれば、辻褄があるのだが……。その辺は神のみぞ知るということで。

蛇足の蛇足

小生所有のモバイルバッテリ「mobile VOLTAGE」(MLCP-4000)

"本体充電用"として付属した「充電ケーブル」。とはいっても、microUSB-USBケーブルなので、スマホの充電ケーブルとしても流用可能だ

iPhone/iPadなどを充電するには別途ケーブルを用意する必要がある

Lightningコネクタケーブルって未だに高いよね……

接続するとこんな感じ

「スマホ」と「本体」を貼り付けるための「もばぴたシート」が同梱。これのおかげで、バッグなどに入れていても、ケーブル抜けが防げたりする。サイトを確認すると「[もばぴた]でスマート充電! 片手で操作ラクラク!」とあるのだが……

バッテリ残量をLEDでチェックできる