「Surface RT」はライトなビジネス用途向け。「Surface Pro」を待つという手も。
ところで、「Surface」には今回発表になったRT以外にもWindows 8を搭載した「Surface Pro」が存在し、実はこちらの方がより使用の自由度が高く、ビジネスにも向いている。たとえば「Surface RT」で使えるアプリはかなり制限されており、RTに対応したものに限られる。一方で「Surface Pro」はそれ以外のアプリも自由に使えるのだ。また、単純なスペックにおいても「Surface Pro」の方が格上である。
残念ながら「Surface Pro」の日本での発売は未定だが、ノートPCを完全にタブレット端末で置き換えることを望むのであれば、「Surface Pro」の発売を待つ方が無難かもしれない(いつ出るのかはわからないが)。
しかし、たとえば「Office文書の閲覧・編集」「メールや文書ファイル作成などの執筆作業」「SNSに書き込んだり、ブログを書いたりといった文章を打ち込む作業」「Skypeなどを使った文字でのコミュニケーション」などの使い方に限られるのであれば、今回の「Surface RT」で十分だろう。
コンテンツを消費するためではなく、ライトなビジネス用途、あるいは大学のレポート作成などを外出先で気軽に行うためのタブレット端末が欲しいのなら、拡張性と最新版Officeを搭載した「Surface RT」はちょうどいい落とし所ではないかと思う。