Surface RT」だけの特長
「Surface RT」「iPad」「Nexus10」はそれぞれ別のOSを搭載している。「Surface RT」はWindowsRT、iPadはiOS、Nexus10はAndroidだ。皆さんがスマホを使っている場合、その多くはiPhoneかAndroid端末だろうから、もっともシンプルに考えるなら、今使っている端末と同じOSを搭載したタブレットを選んでおけば安心である。そうすればアプリも共通のものが使えるし、操作性も似ているので迷うことがない。
……そうなると俄然不利なのが「Surface RT」である。アプリを販売するWindowsストアのラインナップもオープンから1年経って充実してきたとはいえ、やはりApp StoreやGoogle Playに比べるとどうしても数の上では見劣りするし、スペックも他機種と似たり寄ったり。そうなると、「Surface RT」を使うメリットはどこにあるのか。
ここで、スペックだけでは見えて来なかった「Surface RT」の特長を書きだしてみよう。
* Office2013RT(Word、PowerPoint、Excel、OneNote)がプリインストール
* キーボードを搭載したタッチカバー、及びタイプカバーが使える
* USBポートやmicroSDメモリカードスロットなどの拡張性を備える
この3点が「Surface RT」ならではの特長である。
Surface RTに適した使い方
ここから見えてくる「Surface RT」に適した使い方は、やはり仕事や学業における「実務」だろう。USBポートやmicroSDメモリカードスロットなどを使って外部からデータを取り込み、キーボードを搭載したタッチカバーとプリインストールされたOfficeソフトで編集する——という一連の流れは、「Surface RT」だからこそできることだ。
もちろん、iPadやNexus 10にも豊富なアプリやサードパーティ製のアクセサリがあるから、それらを使えば実務作業も行える。しかし、たとえばOfficeアプリひとつとってみても、iOSやAndroidのそれはあくまでサードパーティ製の互換ソフトに過ぎず、「Surface RT」に搭載された純正品とは使い勝手の面で比べるべくもない。
仕事や学業においてOfficeは最重要ツールの一つであり、その最新版がプリインストールされているというだけでも、「Surface RT」には大きなアドバンテージがあるといえるだろう。