Photoshop Elementsが圧倒的かと思われたこの対決だが、案外見直したのはGIMPの高機能ぶりだ。インターフェイスやメニュー構成に少しクセがあることと、フィルターの処理に少し時間がかかるのは難点だが、慣れてしまえばかなり使えるツールが揃っている。
ElementsはPhotoshopユーザー向けの廉価版というより画像加工入門者向けという傾向が強く、ガイド機能を使って自動で画像を加工する機能がとても便利だ。ツールそれぞれの使い方を知らなくてもある程度の加工がしたいという人には最適だろう。
そしてPixelmatorはMac OS Xに足りない画像加工機能を代替するのに最も適していると言える。OS Xとの親和性も高く、インターフェイス的にも違和感が少ない。また昔からPhotoshopを使っている人にもメニューや機能などが近く使いやすいものになっていると言えるだろう。