「Mac定番ソフト十番勝負」、7回目は画像加工ソフトを見てみよう。画像加工ソフトと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはりAdobeのPhotoshopではないだろうか。歴史が古く機能も豊富でプロのデザイナーやイラストレーターも使っているソフトとして、事実上画像加工ソフトのデファクトスタンダードとなっている。今回はこのPhotoshopの入門版とも言うべきPhotoshop Elementsを取り上げる。対抗馬にはお手頃価格で機能も豊富なPixelmator、そして元々はUnixソフトとして登場し、現在はMac OS Xでも動くようになったGIMPを取り上げてみよう。
画像加工ソフトの雄 Adobe Photoshop Elements11
画像加工ソフトとして知名度、機能共に高いのがAdobe Photoshop。ElementsはこのPhotoshopの最新版よりも1~2世代遅れの機能を持つ廉価入門版として登場したが、最近では元祖のCSシリーズに劣らない高機能を入門者でも簡単に使えるようになっている。写真整理ソフトのOrganizerと画像加工ソフトのEditorがセットになっているが、Mac App StoreではEditorだけをダウンロードすることもできる。今回はこのEditorの機能を見てみよう。
低価格ながら機能が豊富 Pixelmator
PixelmatorはMac OS Xの画像加工用APIであるCore Imageをフルに活用することができる画像加工ソフト。最新のMac OS Xテクノロジーに対応しており、Lionから搭載されたバージョン機能やオートセーブ機能も利用できる。黒を基調とした美しいデザインも魅力だ。Mac App Storeからダウンロードでき、1300円という低価格が嬉しい。
Unix派生のフリーソフト GIMP
GIMPはUNIXのX Window System向けに開発されたフリーの画像加工ソフト。MacではUNIX用のツールX11上で動かすのが基本だったが、現バージョンの2.8.2ではMac OS X上で動くようになっている。独特のツール類を持つが、それぞれ日本語化されており、慣れればElementsの対抗馬になり得る。何より無料というのは、あまりしっかりした画像加工をしない人には嬉しいところだろう。