引っかかりがなく滑らかなタッチ操作
実際に本機を使用してみて、まず感じたのが、その"滑らかさ"だ。1.7GHzのクアッドコアCPUに加え、2GBという大容量メモリが搭載されていることで、何をするにもパフォーマンスに余裕があると感じられる。
富士通によればタッチパネルの応答性能やタッチ予測のアルゴリズムなども進化しているとのこと。実際、Webブラウザなどで画面をスクロールしたときなども、カクカク引っかかるような不自然さがなく、非常にスムーズ。指の動きにぴったり追従してくる感じで快適だ。
フルHDの動画の再生中にコントローラを表示したり、フリックで画面を切り替えたりした際もキビキビと動作し、今回使った限りでは操作にもたつきを感じる場面はまったくなかった。画像編集アプリなどで細かい作業をする際は、指の動きと表示の微妙なずれがストレスに感じることがあるが、本機に関してはその心配もなさそうだ。
ちなみに、本機にはDiXiM PLAYERというDTCP-IP対応のメディアプレイヤーがプリインストールされており、DLNA対応BDレコーダーやネットワークレコーダーのnasneなどで録画した番組をワイヤレスで楽しむこともできる。
今回はnasneとの連携を試してみたが、地デジやBS、CSのライブ視聴や録画番組の視聴、メディアサーバーに保存した動画ファイルのストリーミング再生など、すべて快適に動作した。今回は試作機のためバッテリーベンチなどは試すことができなかったが、バッテリーの減りは非常にゆるやかで長時間連続駆動が可能だった。
次のページ:ユーザー視点の使い勝手