2013年デビューの「Dropbox」
2008年9月からサービスを開始した「Dropbox」は、2ギガバイトの無償使用可能な容量領域(有償で最大100ギガバイト)を提供するオンラインストレージサービスである。早期からWebアプリケーションはドラッグ&ドロップによる移動やアップロード機能を備え、特定のファイルやフォルダーの共有機能も兼ね備えているため、日本国内でも使用しているユーザーは少なくない。
現在では多くのオンラインストレージサービスが提供しているが、専用のクライアントをインストールすることで、ローカルディスクとの自動同期機能もサポート。また、任意のフォルダーを他のDropbox使用者と共有する機能が用意しているため、複数ユーザーで同一のファイルを共同編集する際などの場面で役立つ(図04~05)。
Windowsストアアプリ版「Dropbox」は、2013年1月7日(現地時間)に公開されたばかりの真新しいアプリケーションのため、目を引く機能は残念ながら多くない。それでも、共有チャームや検索チャームといったモダンUIを用いた機能は備わっている。また、Windowsストアアプリ版SkyDriveと同じくファイルピッカー機能に対応。
例えば「メール」で新たに電子メールを作成し、ファイルを添付する際も、Windowsストアアプリ版SkyDriveと同じく、Dropbox上のファイルを選択できる。なお、ファイルピッカー自身の機能として、Windowsストアアプリはシステム全体のファイルやフォルダーにアクセスできるため、保存先としてDropboxを選択することも可能だ(図06~08)。