通常のUltrabookを大きく超えるパフォーマンス
それではベンチマークテストによる性能評価の結果だが、その前にレビューを行った試用機の仕様は、CPUがIntel Core i7-3517U、メモリが8GB、ストレージが128GB SSDを組み合わせた構成だ。ドスパラでの購入時にはカスタマイズ画面が存在するが、選択できるのは外付けのHDDやスピーカー、キーボードなどで、基本的に本体構成は固定されている。
まずWindowsエクスペリエンスインデックスだが、基本的にこちらはCPU統合のIntel HD Graphics 4000で計測されている。それでも「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」のスコアが「6.9」なのだから、かなりよい成績だ。もちろん、プロセッサ等の項目はさらによい成績が出ている。
■Windowsエクスペリエンスインデックス | |
プロセッサ | 7.2 |
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メモリ | 7.2 |
グラフィックス | 6.9 |
ゲーム用グラフィックス | 6.9 |
プライマリハードディスク | 8.1 |
PCMARK7の結果も優秀だ。一方、3D描画性能を計測する3DMark 11の結果は、CPU統合のグラフィックス機能よりははるかに良い。ただ最新の3Dゲームが高解像度で快適に遊べるというほどの数値かという少々物足りない部分もある。
■PCMark 7 | |
PCMark score | 4069 |
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■3DMark 11 | |
3DMark score | P1750 |
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それでは、実際のゲームを用いたベンチマークテストを実施した結果はどうか。モンスターハンターベンチマーク【大討伐】では、フルスクリーンの状態だと処理が重い場面ではコマ落ちが発生。快適に遊べるというところまでは行かないが、これに関しては画面解像度を下げることで負荷を軽減して、プレイ中のパフォーマンスを向上させることも可能だろう。
少し古いゲームならどうかということで「ストリートファイターIV」のベンチマークを実施したところ、ランクAの評価が出た。実施中の様子を見ても特にひっかかりもなく、快適に遊べそうだった。
電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、3時間27分26秒使うことができた。省電力設定を行えば、ある程度のモバイル利用にも対応してくれるだろう。