東京・秋葉原ではおなじみの、PCパーツ等を扱うユニットコムグループのショップ「TWO TOP」は、自社ブランドのパソコンも発売している。組み立てキットやノートPC、ゲームPCなども扱っているが、今回はデスクトップPCブランド「Xcute」から、ミニタワーマシン「Xcute 3770B75S-W8」を紹介しよう。
■主なスペック [CPU] Intel Core i7-3770(3.40GHz) [チップセット] Intel B75 Express [メモリ] 16GB [ストレージ] 120GB SSD+1TB HDD [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000 [OS] Windows 8 64ビット版 [価格] 77,980円
どこにでも置きやすいシンプルケースにツインドライブを搭載
TWO TOPのショップブランドPCで、特にデスクトップPCはほとんど自作代行のようなイメージのモデルだ。いろいろな基本構成のモデルがあり、さらにBTOによるカスタマイズにも対応しているが、標準ケースは共通している。それだけに、ケース自体は非常にシンプルだ。
ブラックを基調に、フロントパネルの一部をシルバーに塗装したデザインで、フロント部の大半はメッシュ構造になっている。フロント下部のメッシュの内側は大きなハニカムメッシュだ。置き方によってはこれが透けて見える。本体左側面にも開口部があり、冷却のための空気を取り入れるのに役立っている。
天面は平らで、フロントまわりもすっきりしており、光りモノのパーツなどもない。ミニタワーだけにある程度の存在感はあるが、全体的にシンプルでどこに置いても見た目が邪魔をするということはなさそうだ。
ケースの開閉は背面のネジをドライバーで外して行う。手回しネジではないためメンテナンスの時に少々手間はかかるが、ネジを2本外すだけだからそれほど問題はないだろう。
ミニタワーケースながら、内部には十分な余裕がある。光学式ドライブ等をつけられる5インチベイが2つ、3.5インチベイが2つあり、シャドウベイは3.5インチ2つだ。このシャドウベイにSSDとHDDを両方搭載したツインドライブ構成とすることで、起動/終了等が高速であるという快適さと、大容量の保存領域の確保を両立させているのがこのモデルの特徴だ。
試用機には450Wの電源が搭載されていたが、このほかにBTOで600W、700Wの電源が選択できる。またファンについては背面ファンが標準で搭載されているが、前後に静音ファンをつけることも可能だ。