ダンプファイルの作成を無効にする

Windows 8が何らかの理由でハングアップする際、メモリ上の内容をファイルに出力し、ハングアップの原因を探求するダンプファイルを作成する機能が備わっているのをご存じでしょうか。ソフトウェア開発にWindows 8を利用されている方なら有益ですが、エンドユーザーとしてWindows 8を使用している場合、無用の長物と言える機能です。エラー情報の送信機能は、このダンプファイルを用いることもありますので、本来は無効にすべきではありません。しかし、今回はSSD環境に対するアクセスを最小限に抑えるというコンセプトですので、無効にする手順を紹介します。

本設定は「システムのプロパティ」ダイアログの<詳細設定>タブから操作しますが、同タブを簡単に呼び出す「SystemPropertiesAdvanced.exe」を使用しましょう。「起動と回復」セクションにある<設定>ボタンをクリックしますと、同名のダイアログが起動します。「システムエラー」セクションにあるドロップダウンリストは初期状態で「自動メモリダンプ」と、必要に応じてメモリダンプファイルを作成する設定になっていますので、ドロップダウンリストから「(なし)」を選択してください。これで設定完了となります(図11~14)。

図11 [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「SystemPropertiesAdvanced」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図12 <詳細設定>タブが開いた状態で「システムのプロパティ」ダイアログが起動します。「起動と回復」セクションの<設定>ボタンをクリックしてください

図13 同名のダイアログが起動したら、「システムエラー」セクションのドロップダウンリストをクリックします

図14 ドロップダウンリストから「(なし)」を選択して、<OK>→<OK>とボタンをクリックすれば設定完了です