ThunderboltでPCI-Eを拡張
ELSAからThunderbolt対応の周辺機器が登場、その名も「MAGMA ExpressBox 3T」という製品で、PCI Expressスロットを最大3本拡張できるというものだ。対応OSはMac OSとWindows。拡張スロットがないノートPCでも、様々なPCI Expressカードが利用できるようになる。PC DIY SHOP FreeTでの価格は12万9,800円で、商品は取り寄せとなる。
製品はボックス型で、内部にはPCI Expressスロットが4つ用意。そのうち1本はThunderboltカードがプリインストールされているため、残りの3本を拡張用に利用できる。PCI Expressの世代は2.0で、スロットの形状はx8が2つとx4が1つ。残念ながらグラフィックスカードは利用できないとのことだが、キャプチャカードやストレージなどが使用可能だ。
同ショップでは、IntelのNUCマザー「D33217CK」と接続したデモ機を展示。このマザーボードにはThunderboltがある代わりに有線LANがないが、ExpressBox 3Tに格納したネットワークカードが利用できる様子を紹介していた。
SAPPHIRE初のCPUクーラー
SAPPHIREの「VAPOR-X UNIVERSAL CPU COOLER」は、同社初のCPUクーラー。製品はスタンダードなサイドフロー型なのだが、最大の特徴は、同社のグラフィックスカードで採用されてきた冷却技術「VAPOR-X」を、CPUクーラーに適用したことだ。価格は10,000円前後と高価だが、パフォーマンスには要注目だ。
グラフィックスカードに定評のある同社が初めて開発したCPUクーラー。7mm径のヒートパイプを4本使用し、アルミフィンの両サイドには12cmのPWMファンを搭載した。ファンは「Dual-X」シリーズと同様の静音タイプで、回転数は495~2,200rpm、ノイズレベルは最大40dBA。コンパクトな本体ながら、200Wまでの冷却に対応するという。
ベイパーチャンバーを搭載したCPUクーラーとしては、今年7月にCooler Masterから「TPC 812」が発売されているが、搭載形態は大きく異なる。TPC 812ではベース部とフィンの間にベイパーチャンバーが置かれ、ヒートパイプによる熱伝導を補強する形であったのに対し、SAPPHIREはベース部に採用。CPUからの発熱を効率良くヒートパイプに伝える役割となっている。
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