Core i7も利用可能なスリムベア!

Intelの「NUC」がホットな話題となっているが、ベアボーンPCの老舗Shuttleからも魅力的な小型モデルが登場。「DS61」というモデルで、190(L)×165(W)×43(H)mmというコンパクトさながら、LGA1155ソケットを備え、65Wまでのデスクトップ向けCore i7/i5/i3が搭載可能だ。価格も18,000円前後とお買い得感がある。

Shuttleの超小型ベアボーン「DS61」。厚さはわずか43mmというスリムタイプ

バックパネルI/Oは、シリアル×2、ギガビットLAN×2というのが特徴的

本来はデジタルサイネージ向けとのことで、シリアル×2ポートが搭載されていたりするが、コンシューマ向けとしてもこのサイズは魅力的。これほど薄いと冷却面が気になるところだが、本体内にはデュアルファンの薄型CPUクーラーが搭載されており、CPUを強力に冷却する。チップセットはH61で、最新のIvy Bridgeも利用できる。

基板の半分を覆うような大型CPUクーラーを搭載。65WまでのCPUをサポート

2.5インチベイはこちら。その下にはSO-DIMMのメモリスロットも見えている

メモリとストレージは別途用意する必要があり、それぞれ、SO-DIMMのDDR3-1333メモリを2枚、2.5インチのHDD/SSDを1台搭載できる。USBポートは、全面にUSB2.0×2、背面にUSB3.0×2と、拡張性はとりあえず十分だが、基板上には拡張スロットとして、Mini PCI Expressも1スロット用意されている。

ちょっと大きめのNUCケース

アビーがNUC向けPCケースとして、新モデル「acubic NE03」を追加。すでに発売されているNE01/02よりも大型化されており、アクリル製の天板の上にスマートフォン等を置くことができるようになっている。シルバー、ブラック、ブルー、レッド、シャンパンゴールドという5種類の本体カラーが用意されており、価格は18,000円前後。

アビーの「acubic NE03」。2種類のインシュレータで、斜めに設置できる

NUCマザーを組み込んだ状態。アクリルの天板は2枚付属している

本体サイズは50(H)×140(W)×200(D)mm、重量は1kg。NE01/02に比べ、サイズは大きくなっているが、通常のケースと違い、その分、何か機器を余分に搭載できるというわけではなく、拡張性については変わらない。フロントのUSBポートが3.0になっているが、既存のNUCマザーはUSB2.0にしか対応していないため、現状ではUSB2.0としての利用となる。

アルミ製のインシュレータが2種類付属しており、その組み合わせにより、通常の水平設置のほか、斜め設置も可能だ。ただ、ACアダプタは今回も付属していないので、別途用意する必要がある。

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