冒頭でも述べたように、Officejet 150は「小型」で「バッテリ駆動可能」な複合機である点が特徴だ。コピーや印刷速度が多少は遅いものの、それを補って余りあるメリットを持ち、自分や仕事のニーズにドンピシャでハマる人も多いと思う。

基本的にはビジネス向けの位置付け・想定ではあるが、複合機の利用スタイルによっては個人使用で買うのも大アリだ。本体が小さいので、家の中、部屋の中で置き場所を取らないのはとても嬉しい。PCと接続した場合、A4普通紙印刷が速いので、各種ドキュメントやWebページの印刷が快適だ。コピーと写真印刷は速くないので、この辺りの印刷頻度が1つの評価ポイントになる。

日ごろの印刷枚数は少ないが、置き場所を取りたくない人、オフィスのデスク上や家庭で手軽に使いたい人、そしてもちろんモバイルで使い人などは、検討してみてはいかがだろうか。

■試用機の主な仕様
製品名 HP Officejet 150 Mobile AiO
インク 4色(染料C/M/Y一体型、顔料Bk)
6色(染料C/M/Y一体型、染料PC/PM/Bk一体型 ※オプション)
印刷解像度 最高4,800×1,200dpi
スキャン光学解像度 600×600dpi
イメージセンサー CIS
最大用紙サイズ A4
給紙 後面トレイ(A4普通紙 最高50枚)
自動両面印刷 なし
CD/DVD/BDレーベル印刷 なし
液晶モニタ 2.36型カラーLCDタッチスクリーン
インタフェース USB 2.0、Bluetooth 2.0(印刷のみ)、
メモリカードスロット、PictBridge
本体サイズ W350×D171×H90mm
重量 2.9kg(バッテリなし)、3.1kg(標準バッテリ込み)
直販(HP Directplus)価格 36,960円