あらためてボーカルワークスベスト第5弾「想いのコンチェルト」
――そして2012年の11月14日にボーカルワークスアルバム第5弾「思いのコンチェルト」が発売されますが、11月ということで、"霜月"のリリースになりますね
霜月「先ほど気づいたのですが、11月にCDを出すのは初めてだったんですよ」
――え、そうなんですか?
霜月「11月に行ったライブをCDにしたことはありましたが、11月にリリースするのは初めてになります。私の場合、ずっとコミケに出ているんですけど、コミケって8月と12月じゃないですか。11月はだいたいコミケの新作を作っている時期なので(笑)」
――11月にCDをリリースしている場合じゃないわけですね(笑)
霜月「そうだったみたいです(笑)。サントラとか、私の与り知らぬところでリリースされているものはあるかもしれませんが、自分名義の作品になると、たぶん11月にはリリースされていないと思います。ここ数年は11月にライブをすることが多かったからかもしれませんね。来年1月にライブを控えていることもあって今年はやらないんですけど、その代わりにアルバムとDVDが同時発売されることになりました。これも初めてのことですね」
――というわけで初の霜月リリースとなるわけですが、今回は15曲が収録されています
霜月「アルバムを作るにあたって、まずは候補曲をリストアップして、あらためて振り返ってみるんですけど、今回はとても候補曲が多くて……。それは、いろいろな作品で歌わせていただいているおかげということで、とてもありがたいことなんですけど、当然全部を収録するわけにはいかないので、CDの限界いっぱいまで詰め込んだ結果がこの15曲ということになっています」
――今回はジャケットがかなり明るい感じに仕上がっていますね
霜月「コンセプト的には、音楽祭、収穫祭みたいな感じですね。五線譜の上に音符みたいに木の実が乗っていたり……このあたりはTivさんにおまかせしたところです。私からのお願いは、『音のコンパス』から続いているコンパスちゃんが、街の収穫祭、音楽祭で歌うにあたり、友だちと協力しながら準備をしているというコンセプトで描いてくださいという感じだったんですけど、今回のジャケットは特別なことがあって、完全生産限定盤にはぬいぐるみがつくのですが、それがジャケットの真ん中から見えていないといけない。つまりジャケットの真ん中に大きな穴が開くので、大きな穴が開いても成立するイラストにしてください、と……」
――厳しい要求ですね(笑)
霜月「そしてもちろん、穴のない通常ジャケットでも成立するようにということで、けっこう大変だったと思うのですが、うまく描いていただきました(笑)」