余談ですが

さて、Kindleストアとアプリの全体的な様子をざっと見てきたが、筆者の個人的な視点からすると、先日単行本(ハードカバー)で買ったばかりの書籍をKindleストアで見つけ、ページを開いてみたところ誤って購入ボタンにクリックが当たり、同じ本のKindle版を買ってしまったのが今回のハイライトだ。

せっかくなのでスペックを比較してみよう。サイズは単行本がおよそ194×140mm、厚み約40mm。iPad 2は241.2×185.7mm、厚みはスマートカバーを含めて約11mm。重さはiPad 2(700g弱)よりも体感で単行本のほうが重い。価格は単行本が1,995円。Kindle版は上/中/下になるらしく、今回購入した上巻が600円。中・下巻の価格はまだ不明だが、上巻と同じと仮定すると、Kindle版がやや安いということになる。

内容的に異なるのは、Kindle版には雑誌連載時の挿絵が入っていること。一方、単行本では途中で挟まれる別視点の文章に、本文と異なる書体が使われている。また、趣味の範囲で言うなら、表紙カバーの紙質とカバー下の本体表紙のデザインがとても美しい。

それぞれの利点をここで論ずることはしないが、Kindleストアでは誤クリックに十分注意して、電子書籍を有効に活用したいものである。

関連記事

Amazon.co.jp、1,000円分のギフト券が当たるKindle発売キャンペーンを開始(2012年10月25日)
Amazon.co.jp、日本向け「Kindleストア」をオープン(2012年10月25日)
Amazon.co.jpが「Kindle Fire」を12月19日に発売 - 価格は12,800円、Fire HDは15,800円で提供(2012年10月24日)