ヘビーなゲーム以外の用途にはばっちり対応

今回試用したマシンはCPUにCore i5-3470Sを採用し、4GBのメモリと500GBのHDDを搭載したモデルだ。ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載しており、オプションのバッテリと無線LANを両方載せた構成となっている。

実際に使ってみたところ、特にストレスなく利用することができた。ディスプレイはフルHDのため、細かい文字もはっきりと読むことができる。家庭での利用はもちろん、エクセルの表示範囲も1,366×768ドットのディスプレイより広いため、ビジネスの現場でも活躍できそうだ。

ベンチマークの結果は以下表のとおり。グラフィックスはチップセット統合のIntel HD Graphics 2500であるため、グラフィックスの成績は全体的にあまりよくない。3DのMMORPGゲームなどを楽しみたいとなると少々厳しそうだが、2DのブラウザゲームやDVD鑑賞などは快適だった。家庭やオフィスでの、重いゲーム以外の用途ならば十分に期待に応えてくれるはずだ。

■Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 7.5
メモリ 5.9
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリハードディスク 5.9
■PCMARK 7
PCMark Score 2838
■3DMARK 11
3DMarks P396

外部ディスプレイとしても利用可能 - HDMI入力端子

ディスプレイ下部に並んだボタンの、電源ボタンのすぐ隣にあるのは「画面切り替えボタン」だ。PC利用中にこのボタンを長押しすると、HDMIの入力モードに切り替わり、画面が黒くなる。

本体にはHDMI出力端子とHDMI入力端子が両方搭載されており、さらに大きなディスプレイを接続して利用することもできるが、外部機器を接続してディスプレイとして利用できる。手持ちのゲーム機や録画機器を接続し、大画面でプレイすることもできる。

例えばこれに外付けのテレビチューナーを追加すれば、PCもテレビもゲーム機のモニタも1台でまかなえる。1人暮らしや、家族で住んでいる場合なら自室での利用にぴったりだ。もちろん、リビングに置いて家族全員で利用するのにもよいだろう。すっきりと自己主張しすぎないデザインは、どこに置いても落ち着く。シンプルなマシンが好きな人にお勧めだ。

ディスプレイ下の電源ボタンの左隣が「画面切り替えボタン」だ

製品名 Endeavor S PU100S
CPU Core i5-3470S(2.9GHz)
チップセット Intel H61 Express
メモリ PC3-12800 2GB(2GB×1)
ストレージ 約500GB SATA HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス Intel HD Graphics 2500
ディスプレイ 21.5型ワイド(1,920×1,080)
ネットワーク IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0
インタフェース USB 3.0×2、USB 2.0×4、マルチメディアカードスロット×1、HDMI出力×1、HDMI入力×1
サイズ/重量 約W540×D406×H165mm(チルト角15度での設置時)/約6.3kg
OS Windows 7 Home Premium 64bit
付属品 ACアダプター、電源コード、Mini DisplayPort-D-Sub変換アダプタ、USB-LAN変換アダプタ、保証書等
直販価格 75,600円(上記構成時)