付属キーボードも選択可能

PS/2接続の109キーボードと光学式マウス

試用機にはPS/2接続の109キーボードと光学式マウスが付属していた。ゆとりのあるキーピッチ、深いキーストロークは入力しやすくて良いのだが、薄型のパンタグラフキーボードが主流の今どきのマシンとしてはかなりゴツい印象だ。しかし心配することはない。キーボード&マウスも、オプションでコードレスのものや、小型のものに変更できる。

まずPS/2接続のまま106コンパクトキーボードと光学式マウスのパックがある。さらにUSB接続の109キーボードと光学式マウスというパックに、コードレス106コンパクトキーボードと光学式マウスというパックも用意されている。好みに合わせて選択できる。

本体の脚の間は十分に広く、試用機に付属していた大きなキーボードでもきちんと脚の間に押し込むことができる。作業中以外はキーボードを収納してすっきりさせたい、という希望はどのキーボードを選択しても叶えられるはずだ。

左側面にはマルチメディアカードリーダー×1、USB3.0ポート×2、HDMI出力ポート×1、HDMI入力ポート×1がある

右側面には光学ドライブ、オーディオポート、USB2.0ポート×2がある

本体背面右下にはPS/2ポート×2

下から挿入する形でACアダプタ、LANポート、USB2.0ポート×2も配置

本体背面左下のカバー内にはUSB2.0ポート×1が格納されている

バッテリ内蔵で停電でも安心

BTOメニューはエプソンダイレクト製品としては特別に豊富というわけではないが、追加オプションとして無線LANとバッテリがある。デスクトップPCでバッテリ搭載というのは珍しい。特に持ち運んで利用するようなマシンではないのになぜバッテリを搭載するのかといえば、同社によると不意の停電に備えてのことだという。

試用機にはバッテリも付属していたので、実際どのくらい利用できるのかを試してみた。バッテリはちょうどノートPCで採用される形のもので、本体背面下部、スタンドの内側になる部分に挿入口がある。ユーザー側で着脱可能で、普通に利用していればバッテリが充電されるのもノートPCと同じだ。

「FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3」を「LOW」モードでループさせる耐久テストを行ったところ、電源オプションを高パフォーマンスに設定した状態で、1時間15分33秒利用することができた。仕様上の駆動時間は約2.2時間(Core i CPU搭載時)。省電力設定であれば、Core i5を搭載していてももう少し長く持つだろう。

停電にならなくとも、例えば雷が鳴り出した時に電源ケーブルを抜いてしまうというような使い方ができるようになる。また、停電時にスマートフォンを始めとする各種機器を充電するためにも利用することができるだろう。もちろん、最近のノートPCのように、電力消費量が多い時間にはバッテリーで動かすことで節電に協力することもできる。

オプションでバッテリーを追加し、本体背面に取り付けることができる

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