SafariやFaceTimeの新機能
v10.8.2では、Facebook以外にもさまざまな新機能が追加されている。たとえば、Safariでは環境設定の「一般」に[Safariの起動時]という項目が追加され、Safari起動時に新規ウインドウを開くか、最後のセッションの全ウインドウを開くかを選べるようになった。これまでは「システム環境設定」の「一般」の[アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる]にチェックを入れていると、Safari起動時に前回終了したとき開いていたタブやウインドウが自動的に開かれていた。しかしv10.8.2ではその挙動をSafariの環境設定で変更できるようになったわけだ。
ちなみに、「システム環境設定」の「一般」の[アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる]にチェックが入っていない場合は、Safariの環境設定の「一般」に[Safariの起動時]という項目は表示されない。覚えておこう。
このほか、iMessageやFaceTimeにも新機能が追加され、使い勝手が上がっている。これまでは、これらのアプリを使ってビデオ通話をかけたりメッセージを送ったりする場合、iPhoneユーザー宛には電話番号を選べたが、iPadやMacユーザー宛の場合はメールアドレスを選ぶ必要があった。しかしv10.8.2からはMacでも電話番号宛のメッセージやビデオ通話を受け取ることができるようになっている。ちなみにiOS 6でも同様の機能改善が行われており、iPadやiPod touchでも電話番号当てのメッセージを受け取れるようになっている。メッセージを送る側が端末の種類を意識する必要がなくなったわけで、非常にサービスを利用しやすくなった。
次のページ:メモや辞書、カレンダーの変更点 |