バッテリーの消費を抑えるエコモードもあらかじめ搭載される。エコ技設定では、3つのエコモードをワンタッチで切り替えられるほか、時間・電池残量などによる自動切り替えにも対応している。また、省エネ待ち受け機能では、画面オフ時に動作するアプリを制御することでバッテリーの持ちを延ばすことができる。
ワンセグは録画に対応。デフォルトで番組表アプリの利用ができるほか、メーカー製の録画機器と連携することにより、リモート録画予約を行うこともできる。また、「Smart Familink」機能を利用すればAQUOSブルーレイレコーダーで録画した番組を106SHで楽しむといった使い方も可能。自然な色合いの表現を得意にしている「SVエンジン3」と好みの音質で迫力ある臨場感を楽しめる「Dolby Mobile v3」により、映像コンテンツを存分に堪能できる。
フィーチャーフォンでは当たり前だった「簡易留守録設定」がデフォルトで利用できるようになっているのも嬉しいところ。また、「漢字かな混じり手書き予測変換」機能により、ひらがな・カタカナ・漢字の手書き入力に対応している。
試しに「マイナビニュースを読む」という、ひらがな・カタカナ・漢字の入り混じった文章を手書きで書いてみたが、賢く反応してくれた。そのほか、のぞき見防止の「カラーベールビュー」機能をプリインストールする。これまで市販の専用フィルタを貼って対応していたユーザーにとっては重宝する機能だろう。
音楽プレイヤーではイコライザー機能の利用が可能。ロック、ポップスなどのモードがあらかじめプリセットされているほか、マニュアルで好みの音質にチューニングすることもできる。音楽の再生中はウェルカムシートで再生・停止・曲送りなどの操作が行えるので利便性が高い。
文字入力時や、通知領域を表示した際、あるいはブラウジング中などに、初心者のための使い方ガイドが確認できるようになっている。こうしたビギナーユーザーへの細かな配慮を忘れない姿勢は、日本のメーカーならではと言えるだろう。
実際に使用してみて感じたのは、どの機能にも隙がなくよく作りこまれているということだった。本製品はカタログスペックだけ見ても、ハイエンド機であることは明らかである。しかしそれだけに留まらず、先に紹介したようにスマートフォン初心者にも安心して使える工夫がされていた。そのため、あらゆる層に訴求できる全方位型の製品と言えるだろう。興味を持った方は、ソフトバンクショップなどで挙動を確認してほしい。
(記事提供: AndroWire編集部)