ハードウェアアクセラレーションとWebGLを有効にする

Opera 12では、ハードウェアアクセラレーションとWebGLが試験的に実装されている。デフォルトでは無効となっているので有効にしよう。アドレスバーにopera:configと入力する。さらにクイック検索で、Enable Hardware Accelerationと入力する(図6)。

図6 ハードウェアアクセラレーションの設定

値が「0」となっているので、「1」にする。あとは[保存]をクリックする。確認のメッセージが表示されるので、[OK]をクリックする。

図7 設定の変更の確認

同じようにクイック検索にEnable WebGLと入力し、同様に「1」に変更する(図7)。

図8 WebGLの設定

以上の変更をしたら、再起動する。これで設定変更が有効となる。本来ならば、今回のバージョンアップの目玉となりそうなものである。しかし、デフォルトで無効になっていることから、まだ完全には完成していないと思われる。今後、さらに改良が加えられていくのだろう。一方、デフォルトでは搭載されなくなった機能もある。

  1. Widgets(デスクトップ上で動作する小さなアプリケーション)
  2. Unite(Operaをサーバー化する機能)

実際、Widgetsのページでは「開発は現在行われておりません」となっている(図9)。

図9 Opera Widgetsのページ

これらの機能は、ブラウジングとは直接関係がないものだ。利用頻度がさほど高くないと判断されたこともあろうが、より軽量化を目指した点が主眼と思われる。今後は高速化がさらに大きなテーマになってくるだろう。Operaはブラウジング以外の機能をこれまでも付加してきているが、やはり他のブラウザとの競争力を高めるには、高速化はもっとも重要な要素といえる。