最速クラスのRadeon HD 7850

MSIの「R7850 Power Edition 2GD5/OC」は、人気の同社オリジナルVGAクーラー「Twin Frozr IV」を搭載したRadeon HD 7850グラフィックスカード。コアクロックを860MHz→950MHzへと向上させたオーバークロックモデルになっており、価格は30,000円前後だ。

「Twin Frozr IV」を搭載したRadeon HD 7850カードが登場

デュアル8cmファンを搭載。カード長は210mmとなる

ちなみに同社のHD 7850カードには、1世代前の「Twin Frozr III」クーラーを搭載した「R7850 Twin Frozr 2GD5/OC」というモデルもあったが、コアクロックは900MHzだった。「III」はリファレンスクーラーに比べ、10℃冷えて13.7dB静かとのことだったが、新しい「IV」はそれぞれ22℃と11dBと、冷却性能が強化されていることが分かる。

リファレンスクーラーに比べ、大幅にGPU温度が低下

プロペラブレードの採用により、エアフローも強化されている

また「Power Edition」ということで、GPU電圧、メモリ電圧、PCI Express電圧の3つを個別に調整できる「Triple Overvoltage」機能を搭載。PWMもより大電流に耐える設計となっており、高いオーバークロック性能が期待できる。

ファンレスHD 7750に2モデル目

PowerColorの「AX7750 1GBD5-NH」は、ファンレスのRadeon HD 7750グラフィックスカード。同GPUのファンレスモデルとしては、すでにSAPPHIREの「ULTIMATE HD 7750 1GB GDDR5」が発売となっており、これが2モデル目。ファンレスながら、コアクロックは800MHzのままで、同GPUの性能をフルに発揮できる。価格は11,000円前後。

エコをイメージしたパッケージの「AX7750 1GBD5-NH」

2スロット厚の大型ヒートシンクを搭載している

PowerColor製もSAPPHIRE製も、ともに2スロット厚の大きなヒートシンクを搭載しているが、SAPPHIRE製は基板の裏側にも若干はみ出ているせいで、カードの厚さは50mmとなっていた。PowerColor製は通常の2スロットカードであり、厚さは34mmだ。