CPUもGPUもCore i5-2500K並みの性能
今回のベンチマークは、GIGABYTEのIntel Z77 Expressマザーボード「GA-Z77X-UD5H」をベースに、Core i5-3470を含む4つのCPUで比較を行った。メモリに関しては、DDR3-1600対応製品を用意したうえで、各CPUのサポート上限に合わせている。
■テスト環境 | ||||
CPU | 3770K | 3470 | 2500K | 2400 |
---|---|---|---|---|
マザーボード | GA-Z77X-UD5H | ← | ← | ← |
メモリ | DDR3-1600 4GBx2 | ← | DDR3-1333 4GBx2 | ← |
SSD | Plextor PX-128M2P(128GB) | ← | ← | ← |
OS | Windows 7 Ultimete SP1 64bit | ← | ← | ← |
電源 | Cooler Master UCP 1100W | ← | ← | ← |
CPU性能を見るベンチマークでは、Core i5-3470のポジションはおよそCore i5-2500Kと同等かやや上回るという結果だった。仕様上、Core i5-2500Kよりも100MHz低クロックなはずだが、それでも上回ったということは、ブーストの効き方やメモリ性能の違いが原因と考えられる。
PCMark 05は、CPUやメモリなどテストが分かれており、性能を把握しやすい。Overallで見ると、Core i5-3470は、Core i5-2500Kとほぼ同等のスコアだが、CPUに関してはCore i5-2500Kよりも高く、メモリも同様、ただしグラフィックスに関してはEUの数がスコアにも反映されているようで、1000ポイント以上低い値となっている。
もう少しマルチスレッドが強化されたPCMark Vantageでは、Core i5-3470がCore i5-2500Kを上回った。個別のテスト結果を見ても、HDDを除けば全ての項目で上回っている。ただしCore i7-3770Kに対しては、当然大きな開きがある。
PCMark 7では、Core i5-2500Kとの開きがさらに大きくなった。唯一Creativityで逆転されているのは、GPUの違いが表面化したのではないかと考えられる。