ソフトバンクとウィルコムの「合体」
「ウィルコムとソフトバンクが合体した記念すべき1作目」として、ウィルコム初のAndroid搭載スマートフォン「DIGNO DUAL WX04K」(京セラ製)を用意。搭載されているOSはAndroid 2.3で、1.2GHzデュアルコアCPU、防水・防塵、ワンセグ、赤外線通信、緊急地震速報などに対応する。
傘下に収めたウィルコムによる「最初の成果」(同)という位置づけで、ソフトバンク回線を使ったデータ通信と、PHSを使った音声通話に対応した点がポイント。過去には、NTTドコモが携帯回線とPHS回線に両対応した「ドッチーモ」を販売していたが、DIGNO DUALでは、データ通信で下り最大21MbpsのULTRA SPEEDに対応したことで、データ通信速度が高速になった。
孫社長は「PHSはつながりやすいが、(データ通信の)スピードで後れを取っている」と指摘。それをULTRA SPEEDで解消し、PHS回線は強みの音声のみに特化した。PHS回線はデータ通信には利用せず、3G回線はデータと音声の両方で利用する形になっており、PHSと3Gの2番号での発着信に対応。PHSを使った場合、ウィルコムの音声定額サービス「だれとでも定額」による定額通話が可能だ。
「話し放題のサービスに加え、弱みの通信速度を一気に解決し、(ソフトバンクとウィルコムの)両方の良さを生かした合体版のスマートフォン」がDIGNO DUALだという。発売は6月21日の予定。
フィーチャーフォンは「Casablanca WX05K」(京セラ製)、「PANTONE WX01SH」(シャープ製)の2機種。WX05Kは、スタンダードな折りたたみ型でシニア層の要望が高い大きくて見やすい画面や「でか文字」、大きなボタン、聞き取りやすい受話音、通話機能といった機能を搭載。WX01SHは、ソフトバンクで人気のPANTONEシリーズのウィルコム版で、7色のカラーバリエーションを用意した。発売は8月上旬以降。
ジュラルミンやシュシュなど、専用アクセサリーも用意
新製品にあわせ、「SoftBank SELECTION」ブランドのアクセサリーも投入する。PANTONE 5向けのクリアケース「SoftBank SELECTION デザインケース for PANTONE 5」は3種類のデザインをラインナップ。PANTONEのストラップとシュシュを一体化させ、手首にシュシュを巻いてストラップとして利用できる「スマホウエア シュシュストラップ」、PANTONEのカラーに合わせたリボンを着けたぬいぐるみ型スタンド「CRAFTHOLICスタンド HUG」を用意。
106SH向けにはジュラルミン削り出しの高級感のあるケース「ジュラルミンケース for SoftBank 106SH」をリリース。側面から背面全体を覆うことで、デザイン上の重厚感だけでなく、堅牢性も向上するという。
漆を用いたケース「JAPAN TEXTURE for SoftBank 101F」は、同シリーズとして第4弾となり、市松・黒、渦・黒、五月雨・黒、和紙石目・黒、市松・朱、渦・朱、五月雨・朱の各デザインを用意した。
オーダーメードでカバーをデザインできる「カバコレ」サービスでは、新たにソーシャルゲームの「Mobage」とコラボレーションし、31種類のキャラクターをデザインした「Mobage×カバコレ」を提供する。
ハードウェアアクセサリとして、AACコーデック対応Bluetoothヘッドセット「music piece」を発売する。スマートフォンや携帯電話とBluetoothで接続して音楽再生や音声通話が可能なヘッドセットで、全角最大8文字×3行が表示可能な有機ELディスプレイを搭載し、曲名や着信番号の表示も可能。今回の新製品に加えて、iOS端末やその他のAndroid端末、Bluetooth対応携帯電話で利用できる。
(記事提供: AndroWire編集部)