ここまで、ひと通りのテレビ・レコーダー機能をインプレッションを交えつつ紹介してきた。目を見張るような先進的な機能は備えていないものの、必要最小限な機能の数々を、より直感的に分かりやすく操作できるよう、操作面などが相当に工夫されている。

本体サイドにはUSB ポートや光学ディスクを配置

また録画した際の画質・編集操作の分かりやすさや軽快さなどといった、レコーダーとしての基本性能に関しては、想像をはるかに上回って良かった印象。マニアックな録画設定や編集などができるモデルは、他社などを見るとあることはあるが、そこまでの機能はいらなくて、キレイに録画できてCMカットも簡単にできれば……ということであったら、十分にオススメができる1台だ。

カスタムモデルでは今後登場の第3世代Intel Coreプロセッサの搭載も予定

富士通の運営する「WEB MART」では、スペックを選択可能なカスタマイズモデルも用意されている。現在は、CPUにIntel Pentium B960(2.20GHz)/Intel Core i3-2350M(2.30GHz)/Intel Core i7-3610QM(2.30GHz)と、今後発売予定のIntel Coreプロセッサファミリーの選択ができる。ただし、発売予定のプロセッサを選択した場合は、納入時期が未定となっている。

そのほか、メモリが4GBと8GB、ストレージが500GB/1TB/2TB SATA HDDから選択可能。またスーパーマルチドライブとBDXL対応Blu-ray Discドライブ、内蔵無線LANの有無などの選択も行えるようになっている。

なお、「WEB MART」では、アンケートに答えることでPC本体価格が最大15%オフになるクーポンや、メモリやストレージなど各種アップグレードがお得に行えるキャンペーンを実施をている。合わせてチェックをしておきたい。

製品名 ESPRIMO FH56/HD
CPU Intel Core i7-3610QM(2.30GHz)
チップセット Mobile Intel HM76 Express
メモリ 8GB
ストレージ 約2TB SATA SSD
光学ドライブ BDXL対応Blu-ray Discドライブ
グラフィックス Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)
ディスプレイ 21.5型ワイドLED バックライト付高色純度・高速応答・高解像度TFTカラー液晶(1,920×1,080ドット)
ネットワーク 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×3、USB 2.0×3(うち1ポートは電源オフUSB充電機能付)、HDMI入力、マイク/ライン入力兼用×1、ヘッドホン/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット
テレビ機能 地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2
Webカメラ 約92万画素
サイズ/重量 約W518×D175×H410mm(最小傾斜時)/約6.9kg
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit版)
店頭予想価格 21万円台半ば