ESPRIMO FHシリーズは、従来より液晶サイズが2種類用意されており、ESPRIMO FH56/HD(以下、FH56/HD)は液晶サイズが小さいエントリーモデルだが、従来機は20型だったところを、新モデルは21.5型とややワイドな液晶に刷新した。それとともに新デザインの筐体も採用されており、マシン自体のサイズはコンパクト化している。

サイドから本体を見たところ。スリムな本体となっている

また、FHシリーズ全モデルに、フレームとパネルの境目がない"フルHDフルフラットファインパネルIPS液晶"を採用したところも、夏モデルの進化点のひとつ。これにより、テレビの鑑賞時などにベゼルが目立ちにくいうえ、外観的にもかなりスッキリした雰囲気となっている。

液晶パネルと外枠のベゼルとの凹凸がない、フラットなつくりとなっている

本体にはチルト機能も搭載されている0度から30度までの間でディスプレイを傾けることができる

また、ユニークな機能として挙げられるのが「おまかせポーズ」機能だ。これは富士通研究所が開発した人の顔を検出する独自技術「Sense YOU Technology」の採用によって実現したもので、たとえば映像や音楽を楽しんでいる途中に、PCの前から離れたり再び戻るのに応じて自動的に"一時停止"や"再生再開"を実行する機能。

画面の明るさ調整や、スリープまでの時間をウィザード形式で設定できる「かんたん節電」と、詳細な電源管理を一覧でまとめて行える「こだわり節電」など、大震災以降のPCも含めた家電全般のトレンドポイントである"エコ"にも、十分配慮された作りになっている。

本体上部のスイッチや付属キーボードにもECOボタンが設置されている

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