搭載されているプロセッサはNVIDIA Tegra 2(1GHz)で、メモリは1GBだ。基本スペックとしては標準的な構成で、実際に触ってみてもサクサクと快適に動作する。タッチパネルの反応速度もよく、ネット閲覧や動画再生などでストレスを感じる場面はほとんどないだろう。

ICONIA TAB A200のホーム画面。たいていの場面で快適に動作する

プリインストールされている動画編集アプリ「Android Movie Studio」は、動作がやや重く感じることもある

スペック面でやや気になるのは、8GBしかないストレージ容量だ。アプリや動画をダウンロードしたり、文書や写真をクラウドサービスと同期したりすると、すぐに足りなくなってしまう。

ただ、microSDカードやUSBメモリを外部ストレージとして使えば、内蔵ストレージの容量不足をフォローできる。本体右側面のカバーを外すと現われるmicroSDスロットは、最大32GBまでのmicroSD/microSDHCに対応。ホスト機能サポートのUSB2.0端子には、USBメモリのほか、キーボードなども接続可能だ。内蔵ストレージの容量が少なくても、外部ストレージを使うことで十分実用的に使える。

本体右側面には、電源ボタン、ヘッドホン/スピーカー出力、microUSB2.0端子(スレーブ)、USB2.0端子(ホスト)、microSDスロットと並ぶ(写真左)。カバーを外すとmicroSD/microSDHC対応のメモリカードスロットが現れる(写真右)

設定画面の「ストレージ」で、マウントされている外部ストレージを確認可能

写真や文書を保存したmicroSDカードやUSBメモリを接続すれば、アプリから手軽に参照できる

インタフェース類も必要十分な構成だ。右側面にはヘッドホン/スピーカー出力とmicroUSB 2.0端子、USB2.0端子、microSDスロットを配置。左側面には電源端子のみを用意している。miniHDMI端子などの映像出力用インタフェースは用意されていないのは少々残念だが、単体で使うぶんには問題ない。

左側面は電源端子のみを配したシンプルな構成

本体上部にはスライド式のスクリーンロックスイッチとボリュームキーが用意されている

ネットワーク機能としては、802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth2.1+EDRに対応。内蔵センサーとしては、加速度センサーやジャイロセンサー、GPSを搭載している。

次ページ:カメラ機能とバッテリ駆動時間をチェック