キャンペーンモード(難易度ノーマル)を実際にプレイした感想だが、全体的な難易度は高め。敵の数が多く、弾薬は不足気味というバイオハザード特有のサバイバル感なので、キッチリ全部の敵を倒すよりは、目的の場所まで移動するなど敵をある程度無視してミッションの達成を重視したほうがクリアしやすい。ただ、敵の出現にはパターンがあるので、何度かプレイすれば、SPEC OPSが登場するエリアにあらかじめ手榴弾を投げておく、といった対処が可能になる。キャンペーンは全7ステージとそれほどボリュームは大きくないが、効率のいい戦い方を研究するのは楽しい。ステージをクリアすると、「キル数」「死亡数」「アイテム獲得数」「クリアタイム」「ミッション中の獲得XP」をD~Sまでの5段階で評価され、総合グレードを算出。ちなみに、この評価が獲得できるXPに影響することになる。
対戦モードについてはオンライン専用となっており、4対4のチーム戦で、最大8人で対戦が可能だ。基本ルールは4種類。敵を倒したり、味方を回復すると獲得できるXPを制限時間内にどれだけ稼げるか競う「TEAM ATTACK」、いかに早く5個のG-ウィルスをを基地に持ち帰れるかを競う「BIOHAZARD」。これは、FPSでいうところのキャプチャー・ザ・フラッグに近いルールだ。ユニークなのが、それぞれのチームに分かれたジルやレオン、エイダら歴代主人公に扮して、ヒーローキャラクターの生き残りを目指す「HEROES」。そして、4つしか座席のない救援ヘリへの乗り込みを競う「SURVIVOR」だ。どのモードでも対戦するキャラクター以外にゾンビたちが登場。対戦相手以外にも戦う相手がいるのが、ほかのTPSやFPSにはない特徴だ。
歴代バイオハザードといえば、謎解きやパズル的な要素も多く含まれていたが、本タイトルは銃撃戦に特化しているといっていい。薄暗い建物内でゾンビを倒しながら進んでいく展開は、それはそれで映画的。どの場所に移動して攻撃するのが効率的で、自分を守りやすいのか考える――TPSやFPSにおいては基本といえることだが、それをバイオハザードの世界でやれるのが面白い。バイオハザードのファン、TPSやFPSのファンの両方にオススメの1本だ。
製品情報
ゲームタイトル | バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ |
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メーカー名 | カプコン |
ジャンル | サバイバルシューター |
対応機器 | PS3、Xbox 360 |
発売日 | 2012年4月26日 |
価格 | 6,990円 |
CEROレーティング | D(17歳以上対象) |
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