さて、本タイトルの舞台は、国際企業アンブレラ社が秘密裏に開発していたt-ウィルスの漏えいによって、ゾンビだらけの街となってしまったラクーンシティ。その証拠隠滅のために送り込まれた特殊工作部隊「U.S.S.ウルフパック」の6人が主人公となる。「U.S.S.ウルフパック」の前には数多くのゾンビのほか、アンブレラ社が起こした事件を究明するために投入された特秘特殊部隊「SPEC OPS(スペック オプス)」が立ちはだかるというもの。U.S.S.、ゾンビ、SPEC OPSの三つどもえ状態となっているのが大きな特徴だ。

点在する情報の消去と関係者の抹殺という非情なミッションが命じられる

そして、メインとなるのが1人から最大4人でプレイできる「キャンペーンモード」。U.S.S.の目的は事件の情報消去や関係者の抹殺なので、とにかくバッタバッタと敵という敵を倒していき、証拠になりそうなものを燃やしたり破壊するワケだが、時系列としてはバイオハザード『2』と『3』の間となっている。そのため、『バイオハザード2』の主人公であるレオンとクレアが登場し、『2』を思い出させるような場面もある。

バイオハザード2を彷彿とさせるレオンとクレアの登場シーン

ゲームシステムとして面白いのは、U.S.S.は6人のチームとなっており、それぞれが異なる能力を持っていること。プレイヤーはゲームの開始前に操作するキャラクターを選べるのだが、それによって戦い方が大きく変化することになる。例えば隊長となる女性「ルポ」は突撃兵で、ダメージ軽減や弾薬のリロード速度の上昇、一定時間弾薬が無限、攻撃を一定回数無効など戦闘を有利にするアビリティを身につけられる。

隊長で戦闘を有利にする能力を持つルポ

偵察兵のベクターは、足音を小さくしたり、光学迷彩で敵に察知されなくなるなど、身を隠す能力に長けており、指定した場所まで移動するようなミッションでは、戦闘を避けて一気にクリアできるのが最大の強みだ。BC兵のフォーアイズは、敵の状態を変化させる能力を持ち、中でもクリーチャーに注射銃を撃ち込んで一定時間操れる「コントロールエネミー」は超強力。タイラントなど強力な敵が登場するミッションのクリアをグッと楽にしてくれる。タイラントを操って、別のタイラントを攻撃するのはとても楽しい。

タイラントも操れるコントロールエネミーは非常に便利だ

キャラクターによって兵種が決まっており、セッティングできるアビリティは異なる

ちなみに、アビリティはミッションクリアや対戦プレイなどによって獲得できる経験値(XP)を使用することでアビリティを解放したり、アップグレードすることができる。XPでは、ほかにも初期状態で身につける銃の購入も可能だ。威力の高い武器を購入するには、多くのXPが必要となる。

アビリティや武器の購入にはXPが必要だ

他のTPSやFPSにはない『オペレーション・ラクーンシティ』の特徴とは?……続きを読む

関連記事
新日本の後藤・棚橋がタッグを組んでゾンビを粉砕!! 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』プレス発表会(2011年04月16日)
"サバイバルホラー"への原点回帰! 『バイオハザード リベレーションズ』の世界(2012年02月04日)
主人公は不死身の男! 頭だけでも死なないぜ! 不死身アクション『ネバーデッド』(2012年03月16日)