シマンテックは、5月10日にノートン 360 2013 パブリックベータを公開した。ノートン 360は、オールインワンのセキュリティ対策ソフトで、初心者から上級者まで幅広いユーザー層に対応する。その基本的な機能などを紹介したい。

ノートン 360 2013 パブリックベータのインストール

まずは、ノートン 360 2013 パブリックベータ(以下、ノートン360βと略記)の入手とインストールまでを紹介しよう。完成度は高いとはいえ、β版である。既存の環境にインストールするにあたっては注意をしてほしい。重要なデータ類は、バックアップを必ず行ってほしい。もし、可能ならば、テストマシンや仮想環境などにインストールすべきであろう。試用期間は14日間である。まずはダウンロードである。シマンテックのノートンベータセンターにアクセスする(図1)。

図1 ノートンベータセンター

ここから、赤い文字の[ノートン 360 2013 パブリックベータ]をクリックして進む(図2)。

図2 ノートン 360 2013 パブリックベータ

簡単な機能紹介が記載されている。ここで注目したいのは、対応OSとして、Windows 8コンシューマプレビューに対応している点である。[ダウンロード]をクリックして、次に進み、メールアドレスなどの登録情報を入力する。

図3 登録情報の入力

図3で入力したメールアドレスに、プロダクトキーなどが送付される。利用規約も確認をしておこう。[ベータ版ダウンロード]をクリックするとダウンロードページへ移動する。

図4 ノートン 360βのダウンロードページ

[ベータ版ダウンロード]をクリックするとダウンロードが開始される。1MBにも満たないファイルなので、すぐに終わるであろう。解説にはデスクトップにインストーラが保存されるとあるが、筆者の環境では、ダウンロードフォルダにダウンロードされた。このあたりは適切に対応してほしい。インストールはダウンロードしたN360BetaJPDownloader.exeをダブルクリックする。ダウンロードマネージャが起動し、必要なファイルがダウンロードされる(こちらは144MBほどあるので、回線状態によっては少々時間がかかる)。ついで、インストーラが起動する。

図5 ノートン 360βのダウンロード

ダウンロードが終わると、インストーラが起動する。[同意してインストール]をクリックし、インストールが開始しよう(図6)。

図6 ノートン 360βのインストール

インストールが完了すると、図7のようになる。

図7 インストールの完了

[Explorer ノートン 360]で、ノートン 360βが起動するが、その前にアクティブ化を行う。図3で入力したメールアドレスにプロダクトキーが送信されているので、それを入力する(図8)。

図8 プロダクトキーの入力

ノートンアカウントがない場合には、アカウントの作成も同時に行われる。図3で入力したアドレスを入力し(アカウント管理など行うノートンマネージメントなどで使う)、ノートンアカウントの作成を行う。ここで、作成されるノートンアカウントは、ノートン 360β専用となる。もし、他のノートン製品を保有して、アカウントも持っていたとしても、新規に作成する。

図9 アクティブ化の完了