4コマ目。一般的には起承転結の結であり、オチにあたる部分だ。とりあえず3コマ目のキャラクター二人をコピー&ペーストで配置し、とりあえず何かに爆発的な怒りを持たせたものにしようと考える(図26)。

いままで同様にキャラクターをコピー&ペーストし、配置する(図26)

効果線を配置し中央に余白ができるように大きく外へと効果線のオブジェクトを拡大、線の色をインパクトのある色へ変更(図27)。

素材リストの効果線から[集中線]を選び、色や配置を換えてインパクトのあるものに(図27)

「バットを振る」という過激なポーズと「気を放つ」というお茶目なポーズを適用させて、顔の表情を若干狂気じみた目に変更(図28)。

ポーズと表情を変えて"怒り"を表現(図28)

効果線の中央にキャラクターを寄せ合わせ、読者に振りかかるようなポーズに。[フキダシ]を強い感じのものに変更し、[カキモジ]から打撃・爆発の「ドカッ」と「バシッ」を挿入してみた(図29)。

「カキモジ」を使うとより一層迫力のある絵を表現できる(図29)

体験版でも画像出力は可能なので、自分の作品を作成して保存してみると良いだろう。[ファイル]メニューから[画像ファイル出力]で作品を保存できる(図30)。

体験版では、作成途中のデータは保存できないが、画像出力は可能だ。[ファイル]メニューから[画像ファイル出力]で作品を保存できる(図30)

書き出した4コマ

「コミPo!」のパッケージ版は9,700円、ダウンロード版は6,700円でウェブテクノロジ・コムから発売されている。製品版には無料体験版にはないアイテムや素材が多数収録されており、うれしいことにアップデートで随時素材が追加されていく。女子高生だけではなく、男性や先生のように上の年齢のキャラクターなども多数搭載される。有料追加データも用意されているので、ますます表現の幅を広げられるのだ。

また、写真や手書き画像も利用できるので、デジタルカメラで撮影した素材や他のソフトで作成したオブジェクトなども利用できる。さらに、「コミPo!」は商用利用を肯定しているソフトだ。同人誌や社内のマニュアル、延いては市販の書籍などでの活用例もある。マンガという情報伝達手段を広く世界に広められるツールだと思った次第である。