スチール製のケースがアビーから

アビーのPCケースはデザインはいいが高い…そう思っていた人には朗報。スチール製でコストダウンを図った「D60」「D40」「D20」という3モデルが発売となっている。カラーはいずれもシルキーホワイトとシルキーブラックの2種類。価格はD60とD40が18,000円前後、D20が16,000円前後だ。

「D60」はマイクロATX用のタワーケース。アビーらしい洗練されたデザインだ

「D40」(右)と「D20」(左)はキューブケース。パネルは2面が一体の構造

D60はマイクロATX用のタワーケースだ。大きさは359(H)×204(W)×391(D)mmとコンパクトだが、拡張カードのスペースは最大で約34cmを確保、ハイエンドグラフィックスカードの利用も可能となっている。シャドウベイは3.5インチ×2、2.5インチ×2が標準で用意され、オプションで3.5インチ×4の増設用ホルダも利用可能。

裏面配線に対応したケース内部。下側に広い拡張カードスペースを確保した

フロントにはオプションで12cmファンを1つ追加可能だ

D40はマイクロATX用、D20はMini-ITX用のキューブケースだ。フロントと左サイドパネル、トップと右サイドパネルがそれぞれ1枚になっており、継ぎ目の少ないシンプルなデザインを実現。パネルの素材には1.6mm厚のスチールが採用されており、高い強度と耐久性も備えた。

これはD40。マザーボードは下に置くスタイルで、ATX電源が利用できる

HDD/SSDは、上からぶら下げる形になる。2.5インチなら最大4台搭載可能

難易度もEXTREMEのCPUクーラー

サイズからは、注目のキワモノ製品「EXTREME COOLING CUP」が登場。なんと極冷用のCPUクーラーということで、カップの中に液体窒素などを注いで使用する形態となる。「製品の使用は全て自己責任で」との注意書きがあるほど、かなり上級者向けの製品と言えるだろう。クレバリー秋葉原店での価格は19,800円。

本当に発売になったか…という感じの「EXTREME COOLING CUP」

「カップ」という形態上、基本的にはまな板での利用が前提となる