Webtopでは、そのままスマートフォンの画面を出力するのではなく、オリジナルのデスクトップを表示。PCのデスクトップのような操作ができるようになる。Webtop利用時に本体自体は、画面にキーボードやマウスを表示して利用することも可能。
Webtopを起動すると、画面上に「モバイルビュー」としてスマートフォン本体の画面、下部にアイコンが並んだデスクトップ画面が表示される。アイコンは、電話や連絡先、メール、音楽、ギャラリーなどに加え、WebブラウザとしてFirefoxが用意されている。
電話や連絡先、メールの機能は、スマートフォン本体の機能を使っており、電話帳などは共有できる。その上で、Webtop独自にFirefoxでのブラウジングや画像の大画面での表示といった機能が利用できる。
下部にはMac OS風のアプリアイコンがあり、ここから各種機能を起動できる。例えばファイルマネージャを起動すれば、クラウドサービスのGoogleドキュメントからデータを取り込んだり、端末内のデータを操作したりできる |
モバイルビューを全画面表示して表示することもできるので、端末内のゲームなどをテレビで楽しむといった使い方も可能。Motorolaの「MOTOCAST」サービスを使うことで、PC内の音楽や画像、動画をクラウドにアップロードして共有でき、それをIS12Mからアクセスすることで、PC内のデータをWebtopで閲覧する、といったこともできてしまう。
現在Webtopで閲覧しているWebサイトを、そのままIS12Mに転送し、スマートフォンを持ち出すとそのままWebサイトを表示するといった機能も備えており、想像以上に利便性は高い。なお、Webtop利用中に電話がかかってきてもWebtop上から受信操作が可能で、そのままマイクを使った通話もできる
PCのように自由にソフトウェアを入れたり、PC並みの作業をするといったことは難しいが、大画面でWebとメール、SNSを確認し、外付けキーボードやマウスで操作したいといった要望には十分応えられる。
シンプルながら中身のすごいスマートフォン
MOTOROLA RAZR IS12Mは、シンプルでスマートなボディだが、その中身には独特のオリジナル機能が満載のスマートフォン。HDステーションのようなオプションを使うことで、大画面で、キーボード・マウスを使い長文メールを打ったり、Webサイトを閲覧するといった使い方も可能だ。
派手さはないが、堅実な機能とストレスのないパフォーマンスは使い勝手がよく、変なクセや使いにくい部分も少ない。質実剛健にスマートフォンを使える、しかもより便利に―― そんな製品に仕上がっている。
(記事提供: AndroWire編集部)