注目の巨大フルタワーケース

Cooler Masterの「COSMOS II」は、フルタワーケースのハイエンドモデル。344×704×664mm、約22kgと初代COSMOSよりもさらに大きく重くなったが、高い拡張性と強力なエアフローを実現した。価格は40,000円前後。

とにかく大きい「COSMOS II」(左)。ミドルタワーと比べるとこのとおり

トップにはファンコンのボタンと、豊富なインタフェースが用意されている

ケース内部の特徴は、スペースを上側のシステムエリアと下側のストレージ&電源ユニットエリアの2つに分けたことだ。エアフローは、システムエリアではフロントとトップから吸気してリア側に排気。ストレージ&電源ユニットエリアでは、左側面から吸気して右側面に排気する。2段構造にしたことで、エアフローをそれぞれに最適化した。

エアフローは上下で別々になっている。最大10個のファンを取り付け可能

下段には6つのシャドウベイが。ファンでHDDを効果的に冷却できる

マザーボードは、E-ATXやXL-ATXのほか、SSI-EEB/CEBにも対応。またドライブベイは、5インチベイは3つだけだが、3.5インチベイは計13もあり、大量のHDDを搭載することが可能だ。両側のサイドパネルはクルマのドアのように開閉することが可能で、内部のメンテナンス性も高くなっている。

サイドパネルはドアのように開く。頻繁にカスタマイズする人には便利だ

右サイドも同じように開くので、マザーボード裏側へのアクセスも簡単

格安な高機能ゲーミングケース

AeroCoolの「XPredator "White" edition」も大きなゲーミングケースだ。特徴的なのは開閉可能な天板のギミック。通常は閉じておいて、3Dゲームなど高い負荷で発熱が大きいときには、解放してエアフローを向上させる――といった使い方ができるだろう。高機能ながら、ドスパラパーツ館での価格は12,980円と、お買い得感が高い。

AeroCoolの「XPredator "White" edition」。カラーはもちろんホワイト

トップのインタフェース。ファンコンも2系統用意されている

強力なエアフローも特徴だ。ケースファンは標準で、フロントとトップに23cmファンが付属。さらにオプションで、リアとボトムに12/14cmファン、そしてサイドには12/14cmファンを4つ、または18/20cmファンを1つ搭載可能となっている。また2系統のファンコンも用意されており、各3個までファンを制御することができる。

閉じた状態の天板。しかし手前のスイッチをスライドさせると……

このようにガチャッと開く。エアフローが増えて冷却性能が向上する

サイドパネルにはファンを4つまで搭載可能。大型ファンにも対応する

ケース内部。トップ(排気)とフロント(吸気)に大型ファンが搭載されている