登壇する楠氏

ACCESSPORTは2月24日、中国インターネット企業のQihoo 360 Technology(チーフーサンロクマル)社と共に記者説明会を行い、日中両国において利用できるAndroid向けコンテンツマーケット「Tapnow」を6月から提供開始予定であると発表した。

現在、Android向けアプリの開発者およびコンテンツホルダーは、GoogleのAndroid Marketに登録し配信することで、世界中のユーザーにコンテンツを提供することができるようになっている。しかし、中国ではGoogleがサービスを提供していない関係で、現在、多くの中国人ユーザーは自由にコンテンツを利用できる状態にないという。今回のプラットフォーム設立の狙いは、中国においてはユーザーがAndroid端末のアプリをダウンロードできるマーケットを得ることにあり、また、日本のコンテンツホルダーにとっては中国市場という巨大なマーケットにコンテンツを提供することができるようになることにあるという。記者説明会の冒頭、登壇したACCESSPORT Tapnow事業部の楠氏からは、日本のユーザーがTapnowを使う利点と、今後のロードマップについて説明があった。

2月21日現在、Android Marketには387,830件のアプリが登録されているが、ユーザー目線ではアプリが多すぎて欲しいものを探しづらい・海外のアプリが多い、デベロッパー目線ではアプリが目立たない・月額課金が利用できないなどの不満点がある。その点、Tapnowは現状で利用ユーザー数21,600、登録アプリ数1,200という規模なのでユーザーにとってはアプリが探しやすく、デベロッパーにとっては注目度を高めることができるマーケットになっているという。

Tapnowの事業背景(写真左)。TapnowはAndroid端末からもPCからも利用できる

昨年12月には月額課金の着メロサービスに対応した(写真左)

本日2月24日からUIが一新され、有料120アプリの販売も正式に開始した