他のアプリケーションとの連携
Just Right!4が操作できるファイル形式はテキストファイルだけではなく、HTMLファイルやPDFファイルにも対応している。ただし、あくまでも対象となるのは文書であり、HTMLファイルの場合は同タグを除外することが可能。PDFファイルの場合はAdobe Acrobatなどが備えるテキスト抽出と同等の機能を用いて文書を抽出するため、レイアウトや図版の一部は無視される(図07~09)。
もっとも、PDFファイルのテキスト抽出機能を使ったことがある方ならご存じのとおり、同機能によって出力されたテキストは意図しないところで改行されることが多く、Just Right!4でも結果は一緒。これはDTPソフトウェアなど組み版側の問題ではないかと推測するものの、文書を校正するのであればテキストエディターもしくはワープロから直接実行した方がいいだろう。なお、手持ちのPDFファイルをいくつか試してみたが、セキュリティ設定で編集や印刷が禁止されているPDFファイルを開くことはできなかった(図10~12)
その一方で、各アプリケーションからJust Right!4を呼び出すことも可能だ。ただしサポートしているのは、Microsoft Officeを構成するWord/Excel/Outlook/PowerPointの2002/2003/2007。Internet Explorer 6.0/7.0に限られる。一見すると最新版に追従していない点が気になるかもしれないが、そもそもJust Right!4は2009年にリリースされたソフトウェアであり、最新のMicrosoft Office 2010はその名のとおり2010年にリリースされている。そのため、最新のMicrosoft Officeに対応させるには、アップデートモジュールの適用が必要なので注意してほしい(図13~14)。