1月26日より、NTTドコモのスマートフォン新製品「PRADA phone by LG L-02D」が発売となった。高級ブランドであるプラダとコラボレーションした携帯電話としては国内2機種目の登場で、スマートフォンとしては初めての端末となる。
高級感のあるプラダデザイン
PRADA phoneは、韓国LG Electronicsの端末をベースにプラダの名前を前面に押し出したコラボレーションモデルで、ロゴ、シンプルながら高級感のあるデザイン、特徴的なアイコンデザインといったプラダの特徴をふんだんに盛り込んだ端末だ。国内向けにはタッチパネルを搭載したフィーチャーフォンとして2008年に発売されたL852iが初代。それから約4年、Android搭載スマートフォンへとプラットフォームを変えて登場したのが今回のL-02Dだ。
デザインは、従来通りプラダらしい高級感のあるもの。初代に比べて薄く、液晶は大きくなり、最近のスマートフォンと同様のデザインだが、前面上部、背面中央に「PRADA」のロゴが輝き、ドコモやLGのロゴがないデザインはシンプルで好感が持てる。
ディスプレイは、最近LGが推しているIPS方式を採用した4.3インチWVGA(800×480ドット)液晶で、静電容量式のタッチパネルを搭載。ハードウェアボタンのない前面はフラットで液晶周辺のブラックカラーと一体化するようになっていて美しさがある。
背面カバーはプラスチックだがプラダの革製品を思わす「サフィアーノレザー」パターンを採用。8.9mmと薄いボディには、左側面の音量調節ボタンのほかに、上部にはイヤホン端子、USB端子、電源ボタン、ワンセグアンテナが装備され、削り出しのメタルによるボタンには高級感がある。
USB端子はスライド式のカバーがつけられ、端子を隠しつつ、一体感のあるデザインを実現。ワンセグアンテナはフレームにぴったりと入り込んでうまく隠されている。USB端子カバーのスライド感、ワンセグアンテナの抜き差しも、どちらも確かな手応えがあって、それが高級感に一役買っている。
前面にハードウェアボタンはなく、静電式のタッチボタンで、左からメニュー、ホーム、戻るが並ぶ。ブラックのベゼルに白く浮かび上がるアイコンはイメージがいい。
前述の通り、LGもドコモもロゴがなく、プラダのロゴがあるだけ。おサイフケータイに対応していながら、背面にはおサイフケータイのロゴもなく、この辺りはデザインが優先され、好感度が高い。薄型のボディは持ちやすく、スーツの胸ポケットやコンパクトなバッグでも収めやすいので、デザイン性としても、使い勝手としても良好だ。