Android 4.0の特徴とは?
GALAXY NEXUSに搭載されているAndroid 4.0は、従来のAndroidスマートフォンに搭載されていたAndroid 2.x系から、大幅にユーザーインターフェイスが変更されている。一番の違いは、原則としてすべての操作をソフトキーで行うようになったことであり、そのため、GALAXY NEXUSは電源ボタンとボリュームボタン以外のハードキーを搭載していない。
従来のAndroidスマートフォン端末には、[メニュー][ホーム][戻る]というハードキーが搭載されていたが、これらを用いていた操作をAndroid 4.0では、ソフトキーで行うことになる。Android 4.0の画面下部には、3つのソフトキーが表示される。左から[戻る]キー、[ホーム]キー、[最近使ったアプリ]キーとなる。
[戻る][ホーム]キーは、従来のハードキーと同様の機能となるため、違和感なく使うことができるだろう。[最近使ったアプリ]キーを押すと、最近使ったアプリ一覧が表示される。一覧からアプリを選択すると、そのアプリを起動することが可能であり、アプリの使用中であってもホーム画面に戻ることなく、他のアプリへの切り替えが可能となっている。なお、これまでハードキーで搭載されていた[戻る]もソフトキーとして表示されるが、アプリによって表示位置が異なり、画面の右上または右下に表示される。
顔認識によるロック解除「フェイスアンロック」を試す
GALAXY NEXUSが搭載している新機能の中でも特にユニークなのが、顔認識によるロック解除ができる「フェイスアンロック」だ。Androidスマートフォンをスリープから復帰させる際には、バーのスライドや複数のポイントをなぞるパターン入力、パスワード入力などのロック解除方法を用いることができたが、GALAXY NEXUSでは、さらに顔認識によるロック解除機能が標準搭載されている。
初期設定では、ロック解除方法はスライドとなっており、ロック画面の下部に表示される鍵のアイコンをタッチして右側にスライドするとロックを解除できる。なお、アイコンを左側にスライドすれば、ロック画面からカメラを直接起動することが可能だ。
ロック解除方法を変更するには、アプリ一覧から[設定]を選択して設定画面を表示し、[セキュリティ]項目を選択する。次の画面で、[画面のロック]項目を選択すると、ロック解除方法の選択が可能。フェイスアンロックを利用するには、[顔認証ロック解除]を選択しよう。フロントカメラで自分の顔を写して登録することができ、ロック解除時にもフロントカメラで自分の顔を写し、同一人物と認識されれば、ロックが解除される。
顔がうまく認識されなかったときには、別の方法でロックを解除することになり、あらかじめパターン入力またはPINコードを代わりのロック解除方法として設定しておく必要がある。ただし、フェイスアンロックは、顔写真でも解除できると言われており、セキュリティ面ではまだ不十分な機能となっている。セキュリティを強化したい場合には、パターン認識やパスワードなどのロック解除方法を用いるのがよいだろう。