それでは「Anthy for Haiku」の導入に取りかかりましょう。SHINTA氏がBeOS/Haiku用に移植しているパッケージの一つで、同氏のWebサイトで公開されています。HaikuのWebPositiveを起動し、最新のパッケージをダウンロードしてください。ZIP形式ファイルのなかにはインストールを自動的に行うシェルスクリプトが用意されていますので、そちらを使えば簡単に導入できます。なお、前述したCannaを導入している場合、[半角/全角]キーがバッティングしてしまいますので、Anthy for Haikuに乗り換える場合は「/boot/home/config/add-ons/input_server/methods/canna」を削除しましょう(図30~36)。
基本的な設定はこのぐらいでしょうか。前述のとおりBeOSの流れを汲むHaikuは、多くのユーザーグループやWeb上のコンテンツに溢れています。T.Murai氏が翻訳した「Haikuユーザーガイド」やJPBE.netの日本語 BeTips、はじめよう! Haikuなどが役立つでしょう。是非、古くて新しいHaikuの世界をたん能してください。
Haikuの紹介は以上です。ナビゲーターは阿久津良和でした。次回もお楽しみに。
参考文献
・「パーソナルコンピュータを創ってきた人々」 著者 脇 英世 / 出版社 ソフトバンク クリエィティブ
・Wikipedia
・JPBE.net
阿久津良和(Cactus)