2011年はチーム4発足以外にも、グループ内外でさまざまなことが起こった。東日本大震災では自分たちの存在意義を見つめ直し、前田敦子らが過呼吸で倒れてしまった西武ドーム公演ではファンに対する姿勢を再確認したと話す。
高橋「2011年はメンバーそれぞれが大人になれたと思います。震災の後、『誰かのためにプロジェクト』を立ち上げたことで、自分たちの仕事に対する考え方が変わったんです。応援してくださる方のために、私たちに何ができるのか。そういうことを考えられるようになりました。AKBに入ってからずっと、ファンの皆さんに対する感謝の気持ちは忘れていません。でも、普通の学生生活を送っていた私たちが突然アイドルになり、自分たちのことを考えるだけで精いっぱいだったのかもしれない。
大きな夢を持つメンバーが集まっているので個人個人の思いはあるんでしょうけど、グループ全体としては"私たちはアイドルをやっているんだ!"という強い意識がほとんど無かった気がします。とてもシンプルで、根本的なことなのに。それを思い出すきっかけが多かった昨年は、人と人とのつながりを強く感じた1年でもありました。今後の人生において大事になるだろうなと思える出会いもありましたし、例年以上に多くの方に支えていただきました。ファンの皆さん、各現場のスタッフ、そして私を支えてくれるAKBのメンバーに感謝感謝です。月並みに聞こえるかもしれませんが、本気でそう思っているんですよ~!」……続きを読む