機能面にも様々な改良が加えられている。まず手ブレ補正は、新たに「マルチシーンIS」に対応した。これは、撮影シーンの状態をカメラを判断し、ブレ補正の動作をシーンに応じて自動的に切り替える仕組み。例えば、流し撮りなら垂直方向のみのブレ補正が働き、マクロ撮影なら角度ブレに加えてシフトブレの補正が機能する。また、三脚撮影なら自動的にブレ補正がオフになる。
連続撮影は、通常の秒間2.3コマの連写に加え、新たにフル画素での秒間9.6コマという「ハイスピード連写HQ」モードを搭載。動画はフルHD記録のほか、スローモーション映像を楽しめる「ハイスピード動画」や、ミニチュア模型風に仕上げる「ジオラマ風動画」に新対応する。
特殊効果を加える機能としては「クリエイティブフィルター」を搭載。「トイカメラ風」や「魚眼風」など10種類を効果を選べる。さらに、撮影場所の位置データを記録するGPS機能や、移動ルートを自動記録するロガー機能、笑顔やウインクによって自動撮影を行うオートシャッター、13種類のシーンモード、階調を広げる「i-コントラスト」など撮影機能を満載する。
クリエイティブフィルター「トイカメラ風(標準)」 |
クリエイティブフィルター「トイカメラ風(寒色)」 |
クリエイティブフィルター「モノクロ(青)」 |
クリエイティブフィルター「極彩色」 |
クリエイティブフィルター「オールドポスター」 |
手ブレ補正を「入」にすると、シーン判別が働き、最適な補正が行われる |
通常の連続撮影は秒間2.3コマ、AF連続撮影は秒間0.8コマに対応する |
さまざまな特殊効果を加える「クリエイティブフィルター」の選択画面 |